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Momentum シマニョーロ化計画 ~ 破「検証編」

前回シマニョーロに向けた導入記事を書かせていただきましたが、今度は事前に行った調査検証編です。
シマニョーロもいろいろありますが、ここではエルゴパワーSHIMANOリアディレイラー(RD)の組み合わせのみに限定するものとします。

シマニョーロの実現方法

一般的な方法として、次のような手順があるようです。

大回しを行う

上記画像の赤矢印のような感じで、ワイヤーを通常の位置よりも外側に這わせて作用点を変化させることで引き代の差を埋める小技のことを言います。
固定金具を90度回転させる、丸座金や鉄板などを利用して位置をずらすなど、方法はいくつかあるようです。
ただ、本来の導線からずれることになるため、ワイヤーの寿命を縮めてしまうことがあるようです。

Shiftmateを使う

Jtek社が出している専用キットで、リアディレイラーとワイヤーの間に装着することでシマニョーロを実現します。
キット自体はいわゆる滑車で、これそのものにワイヤーを巻き付けることで引き代の誤差を修正します。
ただ、誤差補正が滑車自体で完結しているため、微調整を行いたくてもうまくかない、という欠点もあるようです。

イコールプーリーを使う

日本の会社であるGrowtac社がリリースしているキットで、ウルトラシフト対応のエルゴパワーのみで利用することが出来ます。
こちらはエルゴパワー本体のワイヤーの巻取り量をシマノに合わせてしまうためのキットで、シンクロ率という点では最も精度が高い商品のようです。
ただし、ウルトラシフト専用となるため、利用できるエルゴパワーはおのずと限られてきます。

エルゴパワーの分類とシマニョーロの成功例

どの手順でシマニョるか……。

吟味検証の結果、最終的に、Shiftmateを選択することにしました。

ただその結論に至るまでの時間が結構なものでした。

Shiftmate自体も10種類近く存在し組み合わせも千差万別なため、どれを買っていいのかにわかに理解できないのです。いざ「これだ!」と引き当てたと思っても、年代によってはうまくいかないといった情報も数多くあり、一切合切自信が持てないときています。そもそも、エルゴパワーの歴史や分類を相応に把握できてないとダメっぽいですね……。
まぁ、ここ1・2年の知識でシマニョーロに手を出している事自体が浅はかな話と言えば、それまでなんですけど(;^ω^)

ということで手始めに、エルゴパワーの歴史を追う恰好にはなりましたが、分類と、対応するシマニョーロ手順を整理することにしました。

ネットに溢れる情報を参考にまとめた結果なので、間違いや勘違いもあるかと存じますがご容赦下さい。
分類自体は、調査結果を元に私が勝手に行ったものとなりますので、Campagnolo本社が公称しているものとは大きく異なっている部分があると思います。
諸々ご了承ください。

また調査過程で見つけたシマニョーロに関する記事や動画を、参考URLとして合わせて記載させていただきました。
各コンテンツの著者、管理者の方々におきましては、誠に勝手ながら御礼申し上げます。
なお、主に10速エルゴパワーを9速で扱う、という観点から、Shiftmateの利用、ないし大回しを利用した手段に限定しております。

8s

  • 92年にRecordとして登場した初代エルゴパワー。8速。
  • シマニョーロ化において、Shiftmate #1,#3が対応。

9s.v1

  • 旧9速。97年モデルのRecordが初出。
  • シマニョーロ化において、Shiftmate #1,#4,#5が対応。

9s.v2

  • 2001年ごろを境に登場した新9速。
  • 旧9速とはシフトワイヤの引きしろが異なる
  • 型番からCGの文字が消失しているため、これが判断材料にできそうな感じ。
  • シマニョーロ化において、Shiftmate #2,#3,#4が対応。
  • ポン付けか大回しによるシンクロ情報
    • 某SNSにて、Xenon9s + SHIMANO ALTAS(7s)7速運用されている例が紹介されていました

10s

10QSU

  • 10速。2004年モデルのRecordChorus(ちょっと自信なし)が初出。
  • クイックシフトウルトラと呼ばれる機構を採用。
  • QS の文字がレバーに付随する。
  • RecordにはULTRAの文字が付随、ChorusにはMICRONの文字が付随する。
  • ULTRAは分かる。MICRONって結局何よ……(;´Д`)
  • シマニョーロ化において、Shiftmate #1,#2,#3,#4,#5が対応。

10QSE

  • 10速。2007~2008のCentaur以下のグレードが初出。
  • クイックシフトESCAPEと呼ばれる機構を採用。
  • QS の文字がレバーに付随する。
  • シマニョーロ化において、Shiftmate #1,#2,#3,#4,#5が対応。
  • 大回しによるシンクロ情報

10US

  • 10速。2009年モデルのCentaurVeloceのみ。
  • 多段シフトアップが可能なウルトラシフトと呼ばれる機構を採用。
  • シマニョーロ化において、イコールプーリー#1が対応。
  • シマニョーロ化において、Shiftmate #1,#2,#3,#4,#5が対応。
  • 大回しによるシンクロ情報

10PS

11US.v1

11US.v2

  • 11速。2014年のSuperRecordRecordChorusが初出。
  • 多段シフトアップが可能なウルトラシフトと呼ばれる機構を採用。
  • シマニョーロ化において、イコールプーリー#2,#3,#4が対応。
  • シマニョーロ化において、Shiftmate #4,#7,#9,Xが対応。
  • 引きしろに変更が加わったとの情報を見つけたため、別分類とした。

11PS.v1

  • 11速。2010年のAthenaが初出。
  • 1段ずつシフトアップが可能なパワーシフトと呼ばれる機構を採用。
  • Shiftmateを利用したシマニョーロに関する情報、見つからず
  • 大回しによるシンクロ情報

11PS.v2

  • 11速。今のところPotenza専用。
  • 1段ずつシフトアップが可能なパワーシフトと呼ばれる機構を採用。
  • 大回しによるシンクロ情報(あるふぁさん、情報提供ありがとうございます!)

11PS.v3

  • 11速。今のところ2017年モデルのCentaur専用。
  • 1段ずつシフトアップが可能なパワーシフトと呼ばれる機構を採用。
  • シマニョーロに関する成功情報、見つからず

総括

ここまで調べまくった結果として、ULTEGRA6500にマッチするシマニョーロは、10PSで成功した手順を踏めばほぼ間違い無し、という結論に達しました。
調べた直後は大回しでもいいかもなと思いはしましたが、ワイヤーの保守性を高めるために結局Shiftmate #2を購入した次第です。

さて、あとは時間を見つけて実践あるのみです( ・`ω・´)

参考URL

他にも、シマニョーロに関しては以下の情報を合わせて参考にさせていただきました。
誠に勝手ながら御礼申し上げます。

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2件のコメント

  1. 鉄板2枚でパワーシフト使って105、10速をポテンツァで引いてますよ
    インスタグラムのgtvts16v に画像が有りますのでよろしければ参考に
    ワイヤーの位置と角度が微妙なので根気と時間があってお金をかけたくない人にオススメ
    要するにテコの原理のレバー比と考えてください

  2. コメントありがとうございます~!(・∀・)
    原則大回しを使えばだいたいSHIMANOの10速が引けるんですねw
    大サイズの座金2枚で挟むとか色々私も考えたんですけど、手堅くShiftmateを選んでしまいました(;^ω^)
    参考URLとして記事に盛り込ませていただきます。ご提供ありがとうございました!

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