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3年間の自転車いじりをまとめてみました

本格的な自転車いじりを始めて3年目。
気が付けばGIANT OCR1Momentum iWant2.1m-C共に、フレーム以外の部品がほぼ入れ替わってしまいました。

前者は3年前に岳父から譲り受けたもの、後者は最初に買ったロードバイクということで、原則改造の基本ルールは、GIANT OCR1用にパーツを買い、そのお古で使えそうなものをMomentum iWant2.1m-Cに移植する、というものでした。
ところがそのルールも早々に破綻し、2台共々とことんまで改造をやり尽くすという結果に至ってしまいました(;^ω^)

ということで、そろそろこれまでの改造を総括し、どのような効果があったのかを考察して取りまとめてみたいと思います。

スペック

まずは現在のスペックから。

GIANT OCR1.17 1×11 ULTEGRIVAL
 入手時現在
フレームGIANT ALUXX 6061-T6 アルミ 1-1/8 リプレーサブルリアエンド
フロントフォークGIANT COMPOSITE SL フォーク アルミコラムBOMA F-02 フルカーボン
ヘッドセットFSA Orbit SPX 1-1/8 インテグラル(NO.26G)
シートピラーFSA SP-RK260 カーボン 27.2X350mm
サドルSELLE ROYAL VIPER SILTNI ストリーム 282×141mm
ハンドルバーHL DR-AL56B 26.0-400mmTNI エルゴシャローフラットトップ 26.0-400mm
ハンドルステムGIANTフリップステム
アルミ 26.0mm-10D-90mm
TNI ヘリウム17 31.8-90mm
TNI カーボンシム 31.8mm→26.0mm
バーテープGIANT 純正SHIMANO PRO スポーツコントロール 赤
BBセットincluding,CW (FSA BB-6000)SHIMANO DURA-ACE SM-BB9000
クランクセットFSA GOSSAMER MEGA EXO CK6020A
30/42/53T 170mm
SHIMANO ULTEGRA FC-6800 170mm
Wolftooth Asymmetric 4-Bolt 46T
R・スプロケットSRAM PG950 9S 12-26TSHIMANO DeoreXT CS-M8000 11S 11-40T
チェーンSHIMANO CN-HG53SHIMANO 105 CN-HG600
ペダルSHIMANO PD-A520
レバーSHIMANO ULTEGRA ST-6510SRAM RIVAL 1 DoubleTap Mechnical Shifters
F・ディレイラーSHIMANO 105 FD-5504S 直付用
R・ディレイラーSHIMANO ULTEGRA RD-6500GS 9SSRAM RIVAL 1 Type2.1 Wide
ブレーキTEKTRO TK521AG 47-57SRAM RIVAL 22 Mechanical Brakeset
ブレーキシューBBB TECHSTOP BBS-22HP
F・ホイールALEX ALX280 20HホイールセットCampagnolo Vento Asymmetric G3
R・ホイールALEX ALX280 24HホイールセットCampagnolo Vento Asymmetric G3
タイヤMICHELIN DYNAMIC 700x25cMaxxis Re-Fuse 700x25c
付属品 TOPEAK モジュラーケージ
MINOURA ボトルケージ
TOPEAK エアポンプ
付属品(追加)  Cateye ピッコロベル
Cateye Volt400
Cateye Strada Smart
TNI カーボンメーターステー
TNI チタンスキュワー
SHIMANO PROバーエンドプラグ
ブリジストン ボトルケージ
Elite ボトルケージクリップ
BENEFIT 10mm ブレーキシューケース 赤
重量9.7kg8.5kg(ライト、エアポンプ無し)

ホダカ Momentum iWant 2.1m-C シマニョーロ VELOCEGRA
 購入時現在
フレームアルミニウムインテグラルヘッド
シートピラーHL SP-214 30.9ΦX300
ハンドルバーHL RD-AL-145 25.4Φ W-400mm L-50mm
ヘッドセットCane Creek VP-A01ACG
フロントフォークユニクラウン スチールGIANT COMPOSITE SL Fork Carbon/Alloy
ハンドルステムHL DA-32 25.4mm 90mmGIANT Flip stem Alloy 26.0mm-10D-90mm
バーテープ不明中華テープ
レバーSHIMANO ST-2300 + TEKTRO Rl-570 BKCampagnolo Veloce 2015 Ergopower EP15-VLSXC
BBセットVP-BC73 110.5-68mmSHIMANO DURA-ACE BB-7700
ブレーキシュー不明SHIMANO DURA-ACE R55C3
ブレーキEVG RC462 ALLOY SILSHIMANO ULTEGRA BR-6500
クランクセットWHEELTOP DSS110-XD2WR 53/39T 170mmSHIMANO ULTEGRA FC-6500 52-39 170mm
F・ディレイラーSHIMANO FD-2300SHIMANO ULTEGRA FD-6500 直付タイプ
R・ディレイラーSHIMANO RD-2300SHIMANO ULTEGRA RD-6500-GS
R・スプロケットSHIMANO CS-HG50-8W 12-25TSHIMANO SORA CS-HG50 9S 12-27T
チェーンKMC Z72 1/2X3/32X108SHIMANO SORA CN-HG53
ペダル不明SHIMANO PD-M324
F・ホイールJOYTECH A171DSEALEX ALX280 20 Hホイールセット
R・ホイールJOYTECH F192DSEALEX ALX280 24 Hホイールセット
タイヤ不明(700x23C)Panaracer パセラ アメクロ 700x25C
サドルVELO VL-1017A BKSam Moanie MTBカスタムシート(Black/Blue Type2)
付属品ベル扇工業 SOUND RUNNER ベル OH-2250A
Cateye Volt400
Cateye Strada Smart
Ruler アルミバルブキャップ 仏式バルブ用 ブルー
KCNC ヘッドセットパーツ スペーサー OS 3MM ブルー
FLINGER SW-819FR フェンダー
TOPEAK MTXビームラックEX
エアポンプ(メーカー不詳)
Jtek Shiftmate #2
重量11kg10.5kg(ライト、エアポンプ無し)

重量表

パーツごとの重量を別個表にまとめました。
正確に重量を計った部品もありますが、そうでない部品もあったりと、結構情報としてはいい加減です。ご了承をば(;^ω^)

なお過去にGIANT OCR1に関する軽量化を図るための重量考察と改造に関する理想を記事にしたためておりますが、
改造のたびに部品重量計測を都度都度行ってきましたので、多少なりとも精度は向上していると思います。

重量表(g)GIANT OCR1Momentum iWant2.1m-C
購入時改造後購入時改造後
フレーム1530153015501550
フロントフォーク5503501150550
ヘッドセット909014080
BBセット10064200175
クランクセット9505331000660
010000
チェーン300300300300
ペダル388318372533
ハンドルバー380260320320
ハンドルステム151110160151
バーテープ50505050
ブレーキ400330400336
ブレーキレバー500296500367
F・ホイール7707501000770
R・ホイール107094912001070
タイヤ600470550920
F・ディレイラー95011596
R・ディレイラー225269288225
R・スプロケット300434300300
サドル320265320265
シートピラー250250400400
ベル60306060
チューブ160160250200
ケーブル類200160200150
クイックレリーズ11054.5150114
ボトルケージ8072
ボトルケージ10072
ボトルケージ100
マウント100
リアキャリア688
フェンダー100
総重量(g)95498502.51097510574
重量差(g)
1046.5
401

こうしてみると……2台ともずいぶんと軽くなりましたねェ。
ボトルケージやキャリアといった後付け部品を外して計算すれば、1台当たり1.3kg~1.4kg程軽量化出来ている計算になります。
Momentum iWant2.1m-Cに至っては、タイヤをもっと軽いものにすれば9.5㎏を余裕で切りそうな勢いです。
正直、金額的にも考慮すれば新しく買うほうが早いという話ですが、いじる楽しみを考えればそこはプライスレス(^ω^)

技術や知識も身に付きましたし、結果的に趣味のすそ野が一気に広がりました。

考察

結局乗り心地はどうなの?

紆余曲折を経てきましたが、結果的に2台とも抜群に乗り心地が良くなりました(・∀・)
乗り慣れてくるとその都度ポジショニングをやり直すのが常ですが、改造前はパーツ自体に問題があり、そもそも合わせようがないという状況も多々ありました。
何より、部品の交換を行うことではじめてその変化をより深く体感できたのは大きな収穫の一つでした。

足回りについて


足回りの要といえばホイールですが、こちらに関してはMomentum iWant2.1m-Cでの効果が抜群でした。
前後合わせて2㎏を超える鉄下駄からA-CLASS ALX280に履き替えた直後の記憶は、今でも鮮明な衝撃として残っています。
一方、GIANT OCR1については、体感できる変化は小さいものでした(;^ω^)
A-CLASS ALX280Campagnolo VENTOでは、直感的には違いがそこまで大きくなかったというのが一番の理由でした。
デザイン面とコスト面でVENTOを選択しましたが、もう少し奮発してZONDA買っとけばよかったかも……なんて思ったりもしました。
比較対象となるホイールが存在しない手前、正確な評価は今後にかかっていると言えそうですw

続いてタイヤ
タイヤは軽ければ軽いほど、漕ぎ出しも軽くなる、ということが体で理解できました。
Momentum iWant2.1m-Cは普段使いということでパンク耐性強化のために重い物を使っていますので、比較してみれば一目瞭然。
まぁ、通勤車を重くすることでトレーニングを兼ね、休日用を軽くすることで遠乗りの負担を軽くしていると考えれば、わりかし理にかなった構成になっているのではないかとw

そしてクランクですね。
これは重量面もそうですが、剛性の強化、およびQファクターの短縮がいい効果を生んでくれました。
ペダリングが直感的によくなった気がしていますので、交換自体に間違はなかったと思って良いです。
人によっては逆に広いほうが良い場合もあるでしょうし、まぁここいらは個人差があるところだと思いますが。

ハンドル周りについて

そもそもMomentum iWant2.1m-Cの頃からアナトミックシャロータイプのハンドルを使ってましたので、ガチガチのアナトミックだったGIANT OCR1をこれに統一できたのがまずは効果的でした。
そして、かたやSRAM、かたやCampagnoloデュアコンレバーを導入したことで、ハンドル周りが劇的に軽くなったというのが一番の効果かもしれません。
軽さもそうですが、何より握りやすくなりました。最新のSTIは試したことがないので一概に評価しづらいところですが、少なくとも10年前のSHIMANOのレバーは私には合わなかったようです。
何より、共にヒゲが無くなってスッキリしましたw
機会があれば最新のSTIを扱ってみたいところではありますが。

更に、カーボンフォークの導入も相まって、この手のアルミフレームでは相応に軽い2台に仕上がっていると思います。
……逆に、片や重いスプロケしかり、片やリアキャリアしかりと……どっちもケツが重いという特徴を携えておりますが……(;^ω^)

これらの交換で、自転車そのもののコントロール精度がぐぐっと向上いたしました。
カーボンのお陰で路面からの振動もマイルドになったので、長時間の運用でも疲れにくくなりました。

ブレーキ周りについて

改造の過程で最も悩みどころとなったのが、ブレーキの規格問題でした(;^ω^)

GIANT OCR1はロングアーチ、Momentum iWant2.1m-Cはショートアーチ。
同じキャリパーブレーキでも、フレームの設計思想で規格が噛み合わなくなるという典型例でした。

更にフロントフォークを移植したことで、前後でアーチ長が異なるという、ことさらにワケがわからない状況に(;^ω^)

更に更に、Super SLRNew Super SLRの規格の違い、メーカー間のレバーとブレーキ同士の互換性などなど……。

……関連記事として抜粋しますとアレですね、つどつどトラブルに見舞われていることが見て取れますw




逆に言えばこのお陰で見識が広がったとも言えるでしょう。
今となってはいい経験になったなと前向きに捉えています(・∀・)

紆余曲折の結果、最終的に冷間鍛造されたブレーキアーチを導入したことでブレーキ自体の効きは非常に良くなりました。
これからは、様々なブレーキシューを幅広く試していきたいところですw

フロントシングルの効果は?

GIANT OCR1フロントシングル化していますが、当初はトリプルクランクの交換を簡略化するための苦肉の策として実践した結果でした。
ヘヴィ級のチェーンリングを外してナローワイドに差し替えたことで、導入当初には劇的に軽くなったのは事実です。

しかし実はフロントシングル化……総合的に考えると、重量面ではそこまで寄与しているとは思えなくなってきました(;^ω^)
単純にアウターを外すアプローチであれば総じて200g~300gの軽量化には成功しますが、ワイドレシオ化が進むとその分リアディレイラーとスプロケの重量がかさみ、軽量化としての効果は低くなります。
コンポーネントのグレードが上がれば上がるほど、最終的に2×11で組んだ場合とそこまで差はなくなっていきます。
まぁ、ワイヤトラブル、チェーントラブルの低減、メンテのしやすさ、操作性の向上などなどメリットも多く個人的にはアリだと思ってはいるものの、今となってはそこまでゴリ押しするほどのものでもないかなーと思うようになりました。

Momentum iWant2.1m-Cの改造でフロント変速の調整も手慣れてしまいましたし、今となってはどっちでもいいのかなーてな具合ですw

用途によって変わる重量

単純な軽量化だけを大目標としてパーツ交換を行えばいくらでも軽くできると思いますが、本来の用途が定義されている以上そうも言ってられません。
特にMomentum iWant2.1m-Cは通勤用ということで、キャリアにフェンダーと、むしろ重くなる要素がいっぱい詰まっています。

それに加え、耐パンク性能、および毎日使うモノということで、コスパのいいタイヤを選んだ結果、この重量も自然と増えてしまっています。
用途やコスパという点で考えれば、タイヤは自然と重くなりやすいパーツであるということが見えてきます。

そして、ペダルもまた用途によって重量が大きく変動する類のパーツだと思いました。
自分は結構な悪路を走ることもある手前、構造上歩きやすいSPDを使ってますが、ほかのシステムと比較するとやはり重たいです。
軽くしたければSPD-SLやらLOOKやらに変えてしまえばいいわけですが、シューズの交換も必要になりますし、何よりリコイルしてゆがんだクランクでは足首を痛めかねないので、交換するのには自然と二の足を踏んでしまいます(;^ω^)

ペダルもまた、目的に即していなければ無理して軽くする必要もない部品だと言えます。

今後について

もうある程度やりつくした感はありますが、歪んだクランクの交換はいずれ行えればなーと思ってますw
狙うはDURA-ACEですが、高い買い物になりますし、そこまで慌てて替えるものでもないので、あくまで「いずれは」レベルということで。

他には、ホイールの手組などにも興味がありますし、リアエンド修正工具など、持ってない工具を揃えるといった楽しみも残されてます。

しかし何より、今後行うべきはフレーム買いによる新車の組み立てですかね(^ω^)
カーボンの完成車を買うでもいいですが、どちらかと言えばいじり甲斐のある一台に仕上げるべきだと考えてますので、ここはやはりバラ完にこだわりたいところです。
メンテの容易さを考えれば、圧入規格のフレームより、BBはねじ切り、ヘッドパーツはインテグレーテッド設計のフレームが望ましいですね。
そのすべてを満たすフレームとなると選択肢は狭まってきますが、探し出すのもまた今後の楽しみ。

あえてチタンフレームを買ってみようか。
LynskeyLitespeedのサイトを見ながら、そんな夢すら浮かぶ今日この頃です(^ω^)

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