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自転車のジオメトリ攻略! … Lynskey Helix Pro 2019を選んだ経緯

今回は、ジオメトリについてのお話。


Lynskey Helix Proを購入する上で、まず最初に検討すべきポイントはジオメトリでした。

ジオメトリを意識して自転車を買ったことがないので、まずは基礎から勉強する必要がありました。
最初は「表に書かれてる身長に合わせて、Mでいいや」と適当に考えてたんですが……。
コレが大きな間違いだということに後から気づくことになります(;^ω^)

ということで、ネットや書籍の情報を参考にさせていただき、次の2点をジオメトリの見極めポイントとして活用することにしました。ホリゾンタル換算のトップチューブ長と、ハンドル落差です。

適正トップチューブ長

ホリゾンタル換算のトップチューブ長は、(B)に相当する長さのことで、
自転車に対する己の腕の長さに直結する要素です。
長過ぎればハンドルが遠くなりますし、短すぎても窮屈になってしまいます。
まずはこれが適正かどうか、ネットの情報を元に以下の計算式を元に割り出してみました。

\[
\textcolor{blue}{適正トップチューブ長(mm)} = \frac{\textcolor{#225588}{両腕の長さ(mm)}}{4} – 195 + \textcolor{#225588}{ステム長(mm)}
\]

この計算式を適用してみると、次のような結果が得られました。

\[
\textcolor{blue}{535(mm)} = \frac{\textcolor{#225588}{1720(mm)}}{4} – 195 + \textcolor{#225588}{90(mm)}
\]

カタログのPDFを元に、通勤車であるMomentum iWant2.1m-Cのジオメトリ表を見ると、525mmと、10mmの誤差がありました。
GIANT OCR1は、535mm。ドンピシャです。

さてこれを前提に、Lynskey Helix Proのジオメトリ表から、最適なサイズを割り出していきます。

ドンピシャ、とまでは行きませんが、が許容範囲であることが見て取れます。
自身の適性身長だけで選んでしまうとMになるんですが、Mだと15mmも間延びしてしまうので選択肢からは外れてしまいますね。

あくまでアメリカ人の適正身長なんでしょうね、比較すると日本人である私は腕が短い、
ということになるようです(;^ω^)

続いて、Lynskey Helix Sportsのジオメトリ表も参考にしてみましょう。
Helix Pro同様にチューブに捻れ処理が施されているので、実はコッチも選択肢の一つに入っていました。


こっちも、であれば条件を満たすことができそうです。
どちらかと言うと10mm短いMomentum iWant2.1m-Cに慣れている身なので、こちらも選ぶならばSになると思います。

ハンドル落差

さて、続いてハンドル落差について検討を行います。

ハンドル落差とは、ハンドルとサドルの高さの差を指します。
ロードバイクの場合、サドルよりもハンドルのほうが低くなるわけですが、この落差にも適正があって、見極めを怠ると窮屈なバイクが出来上がってしまう恐れがあります。

この適性を割り出すための計算式もネットやら書籍やらでいろいろ紹介されていますので、それを元に自作した計算機を利用して適正を見ていきます。

まず、Helix Pro サイズの場合。

ドンピシャな結果が出ました(*‘ω‘ *)
フォークコラムを少し長めにしてスペーサーを増やせば、よりコンフォートなバイクになりますし、
逆にサドルの高さをより高くした場合でも、調整幅が自然と確保できそうです。

一方、Helix Sports サイズ。

最低落差と適正落差の間に-4mmの差が生じてしまいました。
経験係数上級者(0.885)にするか、目的別落差補正値ツーリング以上にしてしまえば収まりはするんですが、Helix Proと比べるといささかピーキー過ぎます。
そういう意味でも遊びが少ないフレームだ、ということになってしまいます。

総論

以上の結果を踏まえまして、Lynskey Helix ProSサイズを購入するに至った次第です。
こればかりはフレームの設計に依存する形となるため、たとえ気に入って購入を決めたとしても、ジオメトリが不適切で乗りこなせない、という可能性が実際に起こりうるわけですね。
GIANTやTREKのバイクを利用してジオメトリ計算を何度かやってみましたが、意外と不適切なフレームがあったりして、やってみるもんだなと思いました。

そういう意味では、欲しいと思うフレームのジオメトリが、何の問題もなく条件を満たのはただただ嬉しかったですね(o・ω・o)

ますます完成が楽しみになってきました。

ちなみにこの計算式を元に、現在乗っているMomentum iWant2.1m-CGIANT OCR1の実際のハンドル落差を割り出してみましたが……いささかちぐはぐになっていることが分かりました。

地面からのサドルの高さ(mm)地面からのハンドルの高さ(mm)実際の落差(mm)シートチューブに沿ったBBからのサドル高(mm)サドル誤差(mm)落差誤差(mm)
Momentum940870706757.53.7025
GIANT935885506802.518.7025

Momentumのサドルが7mmも高いという結果が(;^ω^)
一方でGIANTのハンドルが18mmも高いという……。

まぁ、前者はトップチューブ長が10mm短いので、コレを補う格好で落差を少し多めに取っているつもりなんですけどね。
後者はロングライド中心なのでコンフォートな設定を目指していたんですが……もう少し落差をとっても良さそうな数字ですねw

新しい自転車を見越して計算を始めたんですが、今の自転車そのものを見直すいいきっかけにもなりました。
ジオメトリの奥深さもまた楽しみの一つになりそうです。

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