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SHIMANO 9速のランニングコストの良さについて記事にしてみる

さて、雨続きの九州もようやく秋雨前線が抜け終わった感じで、再び夏がやってきたと言わんばかりの残暑続きでございます(;^ω^)

この雨の影響もあって、悲しいかなコレといった遠乗りが最近できていないという現実も……。

ということで、久しぶりの記事です。

今回は通勤で利用している9速のロードバイクに関するランニングコストについてです。

巷では、ランニングコスト8速最強説が一般的ですが、個人的には9速もバカにならないと考えています。

これに関する個人的な所感を以下にまとめてみます。

チェーンの耐久性

一般的に、ロードバイクのチェーンの寿命は3,000km~5,000kmあたりで紹介されています。

前者が10速以上、後者が9速以下という区分で語られることが多い印象ですが、実際は雨天走行やメンテナンスの頻度などで前後するというのが個人的な見解です。

特に、5,000kmは持つと言われている8速でも、雨天走行を繰り返すと3,000kmくらいで簡単に伸びてしまいました。

一方、雨天時走行を控え、遠乗りに限定して利用している11速の場合は、もう少しで3,000kmに達しようとしているところですけど、まだまだ伸びずに頑張ってくれています。

とはいえ、仮にもともと華奢目の11速チェーンで雨天時走行を繰り返そうものなら……ヘタるのはもっと早いのではないかと容易に想像ができます。

ランニングコストが要求される通勤という場面を視野に入れると、やはり9速以下のチェーンを選択するというのが合理的だと考えられます。

チェーンのグレード

続いて、各段数ごとに商品展開されているチェーンの種類についてです。

入手性を考慮し、現行のSHIMANO製品に限定してますのでご了承ください。

11速

11速チェーンは、Dura-AceUltegra105の3つのトップグレードで展開されてます。

それぞれのグレードに対応した商品展開が成されていますが、程度の違いはあれどシルテックという特殊加工が一律施されており、ヘタなディグリーザーは使ってくれるなという但し書きがなされています。

考えようによっては非常にデリケートなチェーンなわけですね。

とはいえ105グレードのCN-HG601は安上がりで、私もなんだかんだでディグリーザーかけまくりながら愛用してますが、特に問題なく利用できてます。

ロングライド中心のホビーライドが主な場合は、大変コスパに優れた商品だと言えそうです。

10速

10速チェーンは現状この商品がSHIMANOでの中核を締めているようです。

SHIMANOの10速はとにかく規格変更が繰り返された段数なので、時期によっては同じ10速であっても相性が悪いモノがある、なんて話もよく聞きます(;^ω^)

現行のTiagraを運用している方は別として、これから古い10速を手に入れて通勤に利用する、というのはあまり現実的ではないのかもしれません。

なお、手元にあるロードバイクではCHERUBIMが10速で、しかもSHIMANO 105 5600という最初期の10速コンポ……。

いざチェーン交換となった時にはどうしたものか……頭を抱えてしまいますw

9速

通勤で利用しているのがこちらの9速。

今回推したいのは、この中のCN-HG93の品質の高さです。

CN-HG53も、後述する8速のCN-HG40も、このCN-HG93のコスパの良さ、頑丈さには確実に負けます。

フレームの挿げ替えを経て、もうすぐ4,000kmを越えようという所まで来ていますが、全然大丈夫、というか、伸びません(;^ω^)

この長雨の中で走り回ったにも関わらずです。

CN-HG53は同じ環境下で3,000km持ちませんでしたからね……。

価格も3,000円を下回ることからも、運用実績上ではこのチェーンが最強であると言わざるを得ません。

8速

ランニングコスト最強!と謳われる8速。

チェーンの単価だけで考えれば、確かにCN-HG40が最強かもですが……。

しかしながら、前述したとおり、CN-HG40で雨天走行を繰り返した結果……3,000km持ちませんでした。

CN-HG71は試す機会が無かったので、いざ試してたら「実はこっちのほうが最強!」となるかもですね(;^ω^)

互換性

チェーンのランニングコストの良さについて書きましたが、更に推したいところが規格周りの柔軟性の高さです。

現行のモノは多少の違いがあるので一概には言えないんですが、8速~10速のリアディレイラー同士が互いに互換性があるという事実です。

SHIMANOは規格をコロコロ変えることに定評があるんですけど、9速は比較的互換性が保たれた期間が長かったんです。

なので、Dura-Ace7700からSoraR3000に至るまでの9速のSTIすべてで、Tiagra4700以外の8速~10速のリアディレイラーがある程度引ける、ということになります。

ブレーキセットだけに限ればNew SuperSLRへの規格変動が途中で発生してしまったためにある程度の食い違いが出るのですが、それは他の段数でも同じです。

フロントディレイラーについても、現行の最新コンポ群のものを除けば、9速のものであれば大体の互換性が保たれているようです。

中古パーツでの流通がそれなりに高いのもポイントですね。

ちなみに8速もDura-Ace7410からClarisR2000の範疇で、9速同様の互換性が概ね保たれてますが、流石に初代STIともなると入手性という観点では少し劣ります。

こういった側面を考慮しても、9速を使い続けることのメリットは非常に高いものと言えるわけです。

まとめ

ロードバイクといえど「どういった用途で乗るのか」によってその目指すべき落としどころは変化します。

レースならば、12速が主流になりつつある現段階においては11速以上が望ましいと言えそうです。

ホビーライドならば10速からでも十二分の性能でしょう。

通勤などの普段使いやお手軽な街乗りが主ならば、9速以下で十分。

壊れてもすぐに代替パーツが手に入り、かつ消耗品も手に入りやすい。

総合的に鑑みると、やっぱり9速が一番、だと申し上げる次第です。

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