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【お詫びと修正】SRAMのブレーキレバー比についての考察

お久しぶりです、すごい久しぶりの投稿です。

ぶっちゃけ更新サボっていましたw

自転車自体はそれなりに乗り込んでまして、毎日炎天下の花岡山に登ったりとか定期的に峠の茶屋に行ったりとかしてはいるんですが……。

合間に乗ったルートをGoProで撮影したのでそれを編集してから記事を書こう……と思ってたのが運の尽きで。

動画編集が面倒くさい(;^ω^)

という理由から、停滞しておりましたw

さて、閑話休題。

本ブログは本来自転車いじりを趣旨としたものです。

せっかくなので、原点回帰と言うか、GoPro関連の記事をすっ飛ばす形で色々いじりネタを書いていこうと思います。

今回はその第一弾の記事となります。

SRAMのブレーキレバー比についての間違いに関してのお詫び

さていきなりですが、お詫びから。

実は、SRAMのブレーキレバー比について、色々認識を間違えて記事を書いておりました。

その点につきまして、改めましてお詫び申し上げます。

間違っていた部分については、過去の記事を総ざらいして修正していこうと思いますが……まずはその経緯から。

半年ほど前からなんとなく、SRAMと、SHIMANOやその他の中華レバーとの間に、妙な違和感を感じ始めました。

SHIMANO、あるいはCampagnolo……SENSAHMicroshiftといったレバーに関しての知見がたまるにつれて、SRAMのレバー比が、何か異なっていることにやっと気が付いたんのです。

結論から申し上げますと、わたくしブログの過去記事で、SRAMはSHIMANOのSuper-SLR相当の引き代、と間違って書いてました。

正しくは、SRAMは独自の引き代を採用している、だったのです。

おさらい:Super-SLR相当のレバー比とNew Super-SLR相当のレバー比

話を深く掘り下げる前に、まずSuper-SLRNew Super-SLRのおさらいです。

前者が2,000年代中頃までSHIMANOが採用していた規格、後者が2008年12月にリリースされた、Dura-Ace7900から採用され始めた規格、として認知されているものです。

それまでのSHIMANOを始め、Campagnoloやその他サードパーティのブレーキワイヤーの引き代は、すべてSuper-SLR相当の長さである程度統一されていました。Campagnoloは継続して同じ引き代を採用しているようですが、Microshiftを始めとした一部のサードパーティは、SHIMANO互換をうたっている関係で、ほぼ自動的にNew Super-SLRへと規格をシフトさせながらバージョンアップを重ねていったようです。

写真で言うところのST-6510青い線のところがSuper-SLR相当の引き代に紐づく、ピボットと作用点の距離です。長さにして、だいたい18.5mm 前後。
そして赤い線L-Twoo R9ですが、この長さを測ってみると22.0mm~24.0mmくらい。サードパーティ製品の写真で恐縮ですが、SHIMANOの商品でもNew Super-SLRは大体これくらいの長さになるはずです。

SRAMはどうなのか?

で、私が使っている、現行の一世代前のSRAM Rival22……。実際に計ってみると、ピボットと作用点の距離がNew Super-SLRに割と近い、22㎜くらいだったのです。

よくよく考えますと、知り合いにも、レバーはSRAMでブレーキセットはSHIMANO New Super-SLRという組み合わせの人が居たりします。面白い組み合わせとして、レバーがSHIMANOでブレーキセットがRED……という人も居て、きちんとシンクロしているという話をしたことすらあります。

そもそも、そのタイミングでまず疑えよという話ですが(;^ω^)

……そうか、結局SRAMSHIMANOに合わせたんだな……。

と、この時点では勝手にそう思ってました。

とある事実と残る謎……SRAM Double Tap の第一世代と第二世代

ところが、ネットの情報を紐解いてみると、その認識すらも、間違っているのではないかという気がしてきました。

SHIMANOに合わせたのではなく、最初からSRAM独自の規格である、という事実です。

SHIMANOCampagnoloMicroshift同様、SRAMもご多忙にもれず、レバーの形状を大きく変えながら現在の形にまで進化しております。

現状のリア12速のeTapを第三世代とするならば、私が使っているRival22は第二世代。

その前、リア10速時代第一世代と定義しますと……。

単純に「SHIMANOに合わせた説」で行けば、第一世代はSuper-SLR相当の引き代になるはずです。

ネットの情報を読み解くと、最初期のDouble Tapは、2007年頃からすでに市場に姿を現しています。New Super-SLR登場前です。

でも……これも実際どうなのか、現物を手に取ってみないと判断が付きません。

気になって仕方がないので、中古で見つけたSRAMのブレーキレバー、S500を購入して確認することにしました。少なくとも手に取った感じでは、第一世代のデザインと機構を踏襲したレバーです。

早速ピボットと作用点の間の距離を測ってみると……なんと、20㎜以上の長さがあるではありませんか!第二世代の長さとほぼ変わりません。

ここで、「SHIMANOに合わせた説」が破綻してしまいました。

つまり、このレバーが2007年当時の設計を踏襲したものであると仮定したならば、New Super-SLRが世にリリースされる前から、SRAMは市場には他にない、レバー比の長い独自規格のブレーキセットを導入していたということになります。

その前提でネットの記事を改めて探ると、SRAM R500New Super-SLR以降のSHIMANOブレーキを組み合わせると、気持ちカックンブレーキになりやすいという意見を挙げている方がいらっしゃいました。

私は逆に、Super-SLR相当のSHIMANO BR-R451SRAM Rival1で引いていたことがありますが、こちらは違和感なく使うことが出来ました。

ただ、これはSHIMANOが言う互換性の枠に収まっていただけの話で、あくまでたまたまうまくいったと考えるのが正解のようです。現にその後、SRAM Rival22純正のブレーキセットに交換したんですが、ブレーキ性能が一段向上したという事実を記事に書いていますので、厳密な互換性は保たれていなかったという証左になっております。


海外の記事でも、SRAMのレバーと他者のレバーとのブレーキの引き代について比較記事が見られます。
この人は悩みながらも、SRAMのブレーキレバーの引き代は、Super-SLRとNew Super-SLRの中間くらい、という結論を出されているようです。

この二つの記事と私の体験談を総合して考えると、SRAMは現行のSHIMANOのリムブレーキセットとの互換性は考慮されていない、ということになってしまいます。当たり前と言えば当たり前の事なんですけどね。

どちらにしても、SRAMのブレーキセットは、独自規格の下で開発されたものである、という結論に至りました。

SRAM社製のブレーキセットについては、他社製のレバーとの組み合わせはたまたま動くこともある、という認識でいたほうがよさそうです。

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