インプレッション

納フレしました! … Lynskey Helix Pro 2019 モデル

えー、遂にデカい買い物をやってしまいました(;^ω^)

今までだいたいの自転車のパーツを買っては交換を繰り返してきましたが、
遂に本丸フレームセットを購入するに至りました。

人生初のバラ完を目指すフレーム……

……その名も

Lynskey Helix Pro

市場でも最大規模を誇るハンドメイドチタンフレームメーカー、
Lynskey社の製品の中で、特に捻くれた特徴を持つモデルです。

Best Rated Titanium Bikes and Frames: Now Offering Zero Interest Financing, 30-day No Hassle Return Policy, 100% Satisfaction Guarantee, Hand-Built in the USA, Lifetime Warranty. Buy Direct Online!
Lynskey Titanium Bicycles - lynskeyperformance.com

今乗っているGIANT OCR1も十分立派なバイクですが、いかんせん頂き物のフレーム。
どこか自分の中で、自分の稼ぎでフレームをきちんと買いたいという気持ちがありました。
そして通勤で利用しているMomentum iWant2.1m-Cも、今年で9年目。
さすがに結構ガタがきておりまして、フレームを買うには頃合いかな、と思い手を出すことにしました。

思惑としては、GIANT OCR1で利用しているパーツを一旦Lynskey Helix Proに移植し、GIANT OCR1Momentum iWant2.1m-Cのパーツを移植して通勤車に仕立て上げる、という大ドミノ移植を立て続けに敢行するという流れを考えています。
GIANT OCR1Momentum iWant2.1m-Cの関係自体がコレと同じようなドミノ移植で成立してますので、結局はその延長になりますね(;^ω^)

ところで、なぜ、Lynskey Helix Proを選ぶに至ったのか。

きっかけはちょうど2年前、ブルベに初参加したときに、一緒に走ることになったかっきーさんパナチタンに一目惚れしたのがきっかけでした。
他の方々はほとんどがカーボンバイクで、それぞれに憧れをいだきはしましたけど、その中でも何だか特別に輝いて見えたんですね。

先日、ランドヌール熊本さん主催のブルベに初めて参加しました!(・∀・)前日の午後から有休を頂いて、準備を整えました。荷物が多すぎ、といったご意見も頂きましたが、不慣れな土地を走ることにもなるため、とりあえず何が起きてもいいように持っていけるもんは全て持っていくつもりで準備しました(;^ω^)準備が整ったところで、子供と一緒に午後9時に就寝。当日朝3時に起床。ガッツリ晴れ(・∀・)朝4時前に自宅を出発し、まずはスタート地点である光の森を目指します。仕事帰りで遅い時間に自転車を漕ぐという経験はあれど、こ...
ブルベ(BRM422熊本200km)に参加しました!(・∀・) - う゛ぇろ☆いじり

時を同じくして、漫画のりりんを一気読みし、チタンバイクが多数取り上げられているのを目にしてしまってからもう……チタンバイクの虜です(*´∀`*)

そしてもう一つ決め手となったのが、金属フレームならではといいますか、カーボンよりも規格の安定性が高そうだという点でした。
カーボンバイクとなると、ヘッドセットにしろBBにしろ独自規格になっていることが多くて、これまで使ってきたパーツが流用できない恐れがあります。
貧乏ローディとしては、なるべく流用が効く、オールドスタイルの規格で成立するフレームがまず前提にありました。

そんな感じで色んなメーカーのサイトを回ること2年。
のりりんのハイライトとして出てくるLitespeedや、MootsTigTNIHASA、そしてパナチタン……。
フルオーダーのエンメアッカや、COLNAGOGIOSDe Losa、兄弟分のBIXXIS等など……。

分かっちゃいたけどどれもこれも高くて手が出ないと来ています(;^ω^)
TNIHASAは手出しできるレベルではありますが、取り扱っている店舗も情報も少ないと来ています。

ところが、海外通販サイトでよくその名を見るLynskey……意外なほど激安で販売されているではありませんか。
調べてみればインプレ記事も出荷本数もダントツで多く、スモールパーツ、整備に関する情報ともに入手性が高そうです。

これは自分でも手が出しやすそうだ、と思いながらこの2年タイミングを見計らいながら(そしてほそぼそとお小遣いをためながら)ヤキモキしてまいりました。

そしてぶらっとオフィシャルサイトを眺めてたら、2019年モデルがなんと$1,350で買えるという情報が……。
……Cane CreekのヘッドセットにENVEフォーク付きでこのお値段!?
あまりの安さに、サイズとかを考慮せずにカートに商品を打ち込むという愚行を犯すほどの衝撃を受けました(;^ω^)

一旦気持ちを落ち着け、己のジオメトリを計算し、買うべきサイズがSであることを確約取り付けてから、もう少し気持ちが乗ったら買おう……程度に考えていました。

が。

なぜか、さらに$100値引き……。

ここでおもわず、秒速でポチッちゃいました(;^ω^)

しかし……ポチッた後で、表面加工をケチってサテンにしたのが少し心残りになりまして、
ダメもとでいいからと、Lynskey社に次のような連絡を入れることにしました。

I’m KAZUBOH, I made order Helix Pro on #13333 .
Thank you for correspondence.

Excuse me, There is an additional request.

Is it possible to change FINISH OPTIONS from Matte Satin to Industrial Mill?

Also, can I make additional payments via PayPal?

I We look forward to hearing from you.

とりあえず、上記のような文面をLynskey社に英文でメール、またサイトにチャットもあるので同一の文章を書いておきました。
日本語で書くとこんな感じですね。

どうも、KAZUBOHです。注文番号#13333でHelix Proを買ったものです。
お手続き誠にありがとうございます。

すいません、追加でお願いがございます。
フィニッシュオプションを、サテンから工業研磨に変更していただきたいのですが可能ですか?
その場合、支払いをPayPalでお願いできますか?

お返事お待ちしております。

英語が不得手とはいえ、失礼があるといけないので、英語のビジネス定型文などをまねて丁寧な文章を心掛けつつ連絡をしたつもりです。

すると数日後、チャットを介する形で返事が!

Sorry for the delay – i see you have a expected ship date of May 30th-
any other questions you have , just ask.

要約するとこんな感じでしょうか。

遅れてすまんな~、おめ-のブツ5月30日までにゃー発送するからよー!
ところで他に何かあったら連絡ヨロ!

回答になっちょりませんが!(;^ω^)

わしゃ「サテン仕上げを工業研磨にしてくれ」とお願いしとるんですけど!
……まー、薄々感づいてはいたんですがこのLynskeyという会社、おおざっぱです。
実にアメリカ人気質といいますか……まぁ偏見ですけどw
しかし、偏見に至るくらいのいい加減さを感じました。結局メールのほうは返事頂いておりませんしね!:(;゙゚”ω゚”):

この時点で追加オーダーに関しては無理とあきらめ、仮にサテンで届いたら、自前でバフ研磨をかけるなりして金属光沢を出すのも悪くはないな……などと考えを改めるに至りました。

しかしこのLynskey……。
これ意外にもやらかしてくれやがります(;^ω^)

注文からしばらくして、オフィシャルサイトの画像がENVEフォークからLynskeyのフォークに変更されていることに気が付きました。
この時点で「あ、なんかもう一つやらかされるな(;^ω^)」と直感的に思ったんですけどねw

で、早速届いた商品を確認したところ……。

案の定、Lynskeyフォークでした _(:3」∠)_

ENVEどこいったんやーーーーー!!!

おそらくですが……$1,350だった時はENVEフォークが付いてきたんだと思うんです。
で、在庫が切れたところで$100値引きしたうえでLynskeyフォークを付ける形になったんでしょうけど、
サイト上での画像の差し替えとか緒元の書き換えが行われていなかったんでしょうね。
丁度ポチッたタイミングが土日だったので、そこら辺の対応がザルになっていたのではないか……容易に想像ができます(;^ω^)

まぁ皮肉なことに、事前に第六感で「やらかされるわー」と感じたからか、大して腹も立ちませんでしたけどねw

そしていざサテンの状態で届いてみますと……なんだか、サテンで正解だったなと思えるようになりました。
無骨で、まるで空軍の戦闘機のようなカッコよさがあります。
ヘッドパーツの武骨さもそれに見事にマッチしているようです。

さて、Lynskey Helix Proの最大の特徴が、このダウンチューブの捻じれですね。
本当は金属光沢がもっと強いほうがこの捻じれが強調されていいらしいんですけど、この際そこは目をつぶることにします。
捻じることで剛性を高めているとかなんとか。

そしてラグにもこだわりが。
このクローバーの透かし彫り!
捻じれもそうですが、この透かし彫りに惚れて買ったようなものですw
よく見れば少しバリがあるようですが、細かいことは気にしない性分なので(*‘ω‘ *)

ちなみに、LynskeyLitespeedの創業者が新たに立ち上げた会社なんですけども、のりりんを読み返すと、作中に出てくるLitespeed Bladeにも、同じ場所にLの字が透し彫りされていました。
この系譜をそのまま引き継いでいる感じなんでしょうか(*‘ω‘ *)

リアブレーキのマウントにもさり気なくクローバーのマークが。
こういうところも決め手になりましたw

というわけで、出鼻からいろいろ挫かれまくりではありましたが、
念願叶って手に入れたフレームです。
パーツをドミノ移植するつもり、とはいえ、そう簡単に完成しないのが海外通販の辛いところです。
今後は、細々とした問題点などを洗い出し、それを一つずつ解決しながら完成にこぎつけるまでを記事として随時上げていこうと考えております。

あと、今回は高い買い物でもありましたので、関税を追加で払うこととなりました。
締めて6,600円……。
なんか思ったよりも安く済みましたね(;^ω^)
ネットで調べると、この額が結構まちまちで、人によっては1万円を超えた、なんで話もあるようです。
関税に関してはまだまだ謎が多そうですね……どちらにしてもあんまり払いたくないですけどw

kazuboh