自転車を組むにあたって、買ったフレームの問題点を解消するところまでは完了しました。
次に、不足しているモノをいろいろと調達する段階に移ります。
パーツは原則GIANT OCR1からの流用ですが、それでも一部の消耗品の類は揃えざるを得ません。
また、チタンフレームという事でこれまでにはない特殊なモノを手に入れる必要がありました。
ということで、追加で買ったモノと、最初に行った組み立て工程についてご紹介します。
まずチタンフレーム御用達、一般にチタンプレップと呼ばれる専用グリスです。
今回調達したのは、FINISH LINE が出しているANTI-SEISE ASSEMBLY LUBEと呼ばれるもので、
これを通常のグリスと併用する形で、BBシェルをはじめとしたネジ穴に塗布していくことになります。
銅が付与されたグリスで、これがチタン特有の金属間の焼き付きを防止する役割を果たすそうです。
続いてワイヤーの類。
今回は奮発して、NISSENのSP31シリーズで統一してみました(*’ω’*)
業界トップクラスの引きの軽さがウリのワイヤーとのことで、どれほど動作が軽くなるか……今から楽しみですw
アウターワイヤーの色は、フレームカラーに近くなるよう、シルバーを選びました。
続いて、バーテープ。
これまた奮発してSUPACAZを調達しました。
これまでは高くても1500円前後のバーテープで抑えてきましたが、今回のこれは3000円越え。
倍です(;^ω^)
とはいえ、質の高いバーエンドキャップがセットになっていることを考えると、このお値段でもわりかし納得です。
これまたフレームやパーツの色合いに合わせるべく、ブラックとシルバーの2トーンカラーを選択しました。
そして、M4サイズのネジセット。
これは今使ってるTNiのステム、Herium17を流用する上での、代替ネジとして購入したものです。
このHerium17……非常に軽いステムなんですが、ネジがM4という極小サイズなため、締めこむと高確率でナメるんです(;^ω^)
最初からついてきたネジはトルクスレンチで舐めることもなかったんですが、閉めたり緩めたりしてたらネジそのものが破断するという経験も……。
とりあえずナメることを前提で、多めに予備を買っておいたという次第です。
……正直このステムも変えたいですねぇ、お金がたまったらLynskeyの純正品を買い足そうかな……なんて考えてます。
チタンステムということでお値段は28,000円ほど……買えたとしても来年以降ですがね(;^ω^)
さて、本格的な組み立てはまとまった時間が取れ次第行うとして、まずは手が付けられそうなところから手を付けていきます。
まずは、チェーンステープロテクターの自作です。
市販のものを買ってもよかったんですが、安いものでも1000円近くしますし、
何よりフレームが武骨なサテン仕上げのチタンという事で、小綺麗にまとめるというのも面白くありません。
ということで、MTBやCXの世界で一般的な手法である、廃チューブでの自作を試みました。
バーテープの要領で、後ろから前方向に、内側から外側に向かってくるくると巻き付けていきます。
一応補強のために、フレームに両面テープを貼ったうえで作業を行いました。
末端を結束バンドで固定して作業完了。
いい感じに武骨さが出ました(*’ω’*)
続いて、ささやかながらもデコレーションをやってみました。
手持ちのステッカーをシートチューブに。
まぁ目印みたいなものなので、何でもいいやと思って
Appleのステッカーも貼ってみたんですが……まったく意味が分からない感じになりました(;^ω^)
あと貼ってみて驚いたのが、友人から譲り受けたUnityのロゴステッカー。
Unityというのはゲーム開発などを行うためのツールのことですが、
いざ貼ってみると、これがまたLynskey Helix Proのデカールとよく合う……。
これまた自転車と全然関係ないんですけどね(;^ω^)
チューブを巻き付け、ステッカーを貼ったことでこんな風体に。
リンゴの白が少し違和感となってしまいましたが……まぁ個性は出たかなとw
右のチェーンステーには本来DI2用のワイヤーを通すためのダボ穴が用意されておりまして、
機械式変速機を利用している場合はゴム製のホールプラグで塞ぐわけですが、廃チューブを巻き付けたことでこれが不要になりました。
一方、ヘッドチューブに生えているシフトワイヤー受けですが、フロントシングル運用を想定しているため、左側が正直邪魔です。
思い切って外してみたんですが、今度はこっちに穴が……。
ということで、余ったホールプラグをヘッドチューブに生じた穴に充ててみました。
サイズもぴったりです。
パッと見不格好ですが、機能的にはこれですっきりしました(*’ω’*)
続いてハンドルですね。
GIANT OCR1で利用しているハンドルはTNiのエルゴシャローフラットトップ。
いわゆるコンパクトハンドルと呼ばれているやつで、リーチ、ドロップともに一回り小さい作りになっています。
今回買ったLynskey Helix Proは、ジオメトリ的にGIANT OCR1に比べてトップチューブ長が5㎜短く、最低落差も一回り低いと来てます。
なので、コンパクトなハンドルをそのまま移植すると、リーチが詰まりすぎてしまう恐れがあります。
それにコンパクトすぎて、長距離走行しているときなどは、下ハンドルを持っていても気持ち落差が足りなく感じる時が結構ありました。
何か代わりがないか……と考えてたら、お義父さんが昔使っていた古いNITTOのハンドルが出てきました。
ロードバイク用というよりランドナー用のハンドルです。
型番はB135、ハンドル幅は390㎜のようです。リーチもドロップも大きめです。
これまで使ってきたハンドルはアナトミックシャロー型ばかりで、これはいわゆるシャロー型。
アナトミック型も使いはしましたが自分には合わず、シャロー型はまだ未経験……。
……あえてこれを使ってみてはどうか……。
などという悪だくみが脳裏に浮かびました。
実際にインストールしてみないと分かりませんが、どのような乗り味に変わるのか楽しみです。
さて、前述のとおり、その他の部品はGIANT OCR1からの移植で賄います。
果たしてどのような出来栄えになるのか……作業開始が待ち遠しいです(*’ω’*)