2月の中旬過ぎ、暖かい日がありましたので、なんとなく金峰山の南東側で、まだ行ったことのないルートを走ろうと自転車を走らせた時の話になります。
いわゆる西回りバイパスの入り口、島崎と呼ばれる地区からバイパスを南西に下り、途中の道を西に右折した先に……谷尾崎梅林公園が存在します。
熊本環状道路の延線が工事中なんでしょうか、公園の軒先に巨大な柱が屹立していました。
柱に圧倒されながらも、自転車を入り口付近に停め、とりあえずは敷地の中へ。
時期的に2月中旬という事もあり、咲いている梅もまだまばらでした。
入ってすぐ左手にこんな石碑が。
宮本武蔵ゆかりの座禅石なるモノが敷地内にあるようです。
散策してみることにしました。
梅と言っても色んな種類のものが植わっているようで、御覧の通りしだれ梅まで……。
鮮やかなピンク色でした(^ω^)
敷地の端、山の斜面には違う花も。
……椿、ではなく山茶花ですかね?
そんな山茶花のある斜面に沿って左手に進むと……ありました、これが座禅石のようです。
この石に座って、金峰山を望むようにして武蔵も座禅を組んだんでしょうか。
座禅石を後にして、しばし敷地を闊歩します。
ベストショットが撮れたところでこの場を後にしましたw
続いて再び西回りバイパスに戻り、さらに南西へと向かって井芹川沿いへ下ります。
そこから右折する道を選び、そこそこの坂を登り切ったところに……国指定史跡である池辺寺跡が存在します。
なんでも、奈良時代に建立された相当古いお寺の後だそうで、入り口には金子塔と呼ばれる塔婆のレプリカが展示されていました。
関連する発掘に関しての資料も展示してあります。
江戸時代にその存在が伝説のように語られてきた遺跡だったらしく、実際に見つかった時は結構なセンセーションを巻き起こしたお寺のようです。
さすがに発掘された時期も昭和という事で、私もここに来て初めて知ったわけですけど(;^ω^)
結構な斜面、結構な風景が拝めるこんな場所に、昔の人がお寺を建てていた……何とも浪漫を感じる話です。
武蔵が晩年過ごした霊巌洞と言い、この池辺寺と言い……金峰山は古来より霊山だったという事を教えてくれます。
大変お久しぶりです。最後の更新から2ヶ月経ってしまいました。世界が新型コロナウイルスの影響で大パニックになった煽りも私自身が受けてまして、なかなか大手振って自転車に乗りに行く機会が作れておりません。地方の中小企業も生き残りに必死なもので……いかんともしがたい限りです。さて、そんなさなかではありますが、とりあえずネタにできそうな記事が一本書けそうなので投稿しようと思います。先日、久々に金峰山を走ってきました。今回は行ったことのないルートである太郎迫を目指し、結果的に金峰山山系を反時計回りに走るル... 小萩園と太郎迫 ... 金峰山の空白地帯を走る - う゛ぇろ☆いじり |
何とも不思議な山だなと再認識させられました。