続いては、ブレーキをまるごと交換した時のお話です。
自転車いじりに本格的にハマりだしたそもそもの理由が、Momentumのブレーキングによって生じたリムの摩耗でした。
傷んだ部品を、タイヤ→ブレーキシュー→ホイール(リム)→チェーン→スプロケット→ブレーキワイヤーの順で
新品、あるいはOCR1のお古と交換し、概ね改善していったんですが、どこをどう変えてもブレーキの効きが悪いままで改善いたしません(;´Д`)
どうもブレーキ本体のバネがヘタっているみたいで、これそのものを修繕、あるいは交換するしか手がなさそうです。
今まで使ってきたMomentumに最初から付いてきたブレーキは、EVG RC462 というモノ。
ネットでググると、PROMAX社のRC462のOEM製品で、いわゆる廉価版として製造されている製品だということが判明しました。
廉価版ということを抜きにしても、今まで酷使しまくってきたわけですから傷まないはずがないですね(;^ω^)
実際バネの戻りが悪くなっており、指でキャリパーを押し込んでみても戻りが非常に悪く、その痛み具合がすぐに分かるほどです。
で、早速ブレーキを新たに購入して交換しよう、と思いはしたものの
OCR1の方のブレーキも10年前のブレーキシューがくっついているという恐ろしい状態でして(;^ω^)
リムを痛めかねない劣化したブレーキシューをこのまま使い続けるのはいただけないですし、
そもそもロード乗り界隈ではあまり評判の良くないTEKTRO TK521AGを継続して使うのはちょっとアレだなあと思ってましたから、
これ幸いと2台同時に変えてしまうことにしました。
今回もホイールの時と同じで、OCR1用に新しいブレーキを買い、OCR1のお古をMomentumにくっつける、という作戦です。
TEKTRO TK521AG自体はまだ傷んでいるとはいえない状態なので、当面は流用する方向です。
Momentumのブレーキシューだけは、Momentumにくっつけてた安物(TIGORA ブレーキパーツ)をそのまま流用する形でいきたいと思います。
早速候補選びから始まりました。
せっかく買うんだから SHIMANO BR-5800 105 をがつーんと買ってみようと思ったんですが、シフターが3世代ほど前のモノなので、
最近の高性能ブレーキをヘタにくっつけてしまうと、ワイヤの遊びが異なりすぎて、急ブレーキで己の体のほうがぶっ飛ばされかねません。
更に悪いことに、OCR1はフレームの構造がそもそもコンフォート向けに設計されているため
昨今主流のショートアーチブレーキが装着可能なのかどうかが大変怪しい。
本来の設計ではロングアーチブレーキを装着すべきなんですね。
すなわち、SHIMANO BR-5800やSHIMANO BR-6800といった高性能ブレーキをいきなり購入するのは間違っているという事になります。
そこで代案として出てきたのが、同じSHIMANO のBR-R650、及びBR-R451。それと、ダイアコンペのBRS101の3つ。
これらの中でどれが良いのか色々と検討を重ねましたが、
まずBR-R650については前後セットで1万円を超えてしまう上に、己の技量では使いこなせない恐れがある、という懸念から見送ることに。
次いでBR-R451とBRS101とを比較して、結果「安い方でまずは試してみよう」というシンプルな理由から前者を選ぶことにしました。
仮にうまく行かなかったら、BR-R451をMomentumのほうにくっつければいいだけのこと。
ST-2300との相性も正式に保証されているみたいですし、いい保険にはなりそうです(・∀・)
そもそもST-6510と相性のいいブレーキなんて、すでに絶滅してるわけなんですから、冒険してナンボw
ということで毎度のことながらAmazon
TK521AGと同じシルバーを選んでもつまらないので、ブラックを選んでみました。
BR-R451自体の性能は、レビューを見る限りではSORAやTIAGRA相当。
私のようなゆるポタヒルクライマーにはおあつらえ向きな商品です。
ていうか前述のEVG RC462で阿蘇の俵山とか攻めた過去があるわけですから、
レースにでも出ない限りこのスペックで十分なはず(;^ω^)
付け替える過程で、SHIMANO BR-R451とTEKTRO TK521AGを並べてみました。
TK521AGのほうは、経年劣化でネジやバネが見事に錆びついております。
心なしかブレーキシューまで色あせて見える始末(;^ω^)
アーレンキーとワイヤカッターさえあれば交換はシンプルなので小1時間で作業は終了。
作業の過程で一つだけつまづいたのが、ブレーキのアウターキャップ。
TEKTROやPROMAXはワイヤーにこれを装着した状態でないとダメなのに対し
SHIMANOの製品では不要らしく、うまくワイヤーが刺さらなかった時はちょっと焦りました。
しかたがないのでアウターキャップごとアウターケーブルを切断し、断面をヤスリで削ったうえで釘を利用して穴を整え
キャップ無しの状態で接続したところ、うまく行ったという次第。
ブレーキの説明書には一切説明が存在しない事柄でしたが、多分自転車業界では常識の範疇だったりするんでしょうね(;^ω^)
装着完了後、試し乗りと称して坂をちょっと攻めてみました。
運動不足も祟って急坂はそこそこしんどかったですが、ブレーキングが強化されていることを実感できて素直に「おっ」となりました。
特に40km/h前後から減速するときに一番感じたんですが、制動距離が劇的に短くなっています。
ただ、極端な下り坂では、思っていた以上の効果は感じられなかったです。
間違いなく強化はされているとは思うんですけど。
まぁ、少なくともリムには優しくなったことに変わりはありませんので、交換自体は大成功だといえるでしょう。
今度SHIMANO DURA-ACEのブレーキシューを買って差し替えてから、改めて坂を改めてみようと思います。
全コンポまとめて20万円以上もする最高級品のDURA-ACEも、ブレーキシューだけは安いので試す余地はありますw
拡大した写真がこちら。
それにしても、黒いブレーキは車体がキュッとしまった感じになる分カッコイイんですが、
一方で土汚れが目立っちゃいますね(;^ω^)
マメに掃除しないとw
そして、外したTEKTRO TK521AGをMomentumに装着しました。
本当はサビを落としてから装着したかったんですけど、ちょっと時間が取れそうにないのでそのままくっつけることにしました。
お古のEVG RC462と、TEKTROのブレーキシューは廃棄処分と相成ります。
今まで命を守ってくれてありがとう~>EVG RC462
実際に乗ってみた限りでは明らかに剛性が向上しているようで、街乗り程度であれば十分すぎるほどのスペックになってくれたように感じています。
しかし……現在くっつけてるTIGORAのブレーキシューも、減りが早いというかなんというか、効きがあまり良くないというのが正直なところ(;^ω^)
仮にOCR1にDURA-ACEのブレーキシューをくっつけるようなことがあったら、BR-R451のブレーキシューをこっちに移動させようと思います。
OCR1については、他にもいろんな小改造を繰り返しております。
まずは、フロントのチェーン落ちを防ぐためのチェーンキャッチャーを装着しましたのでその後紹介をば。
AKIVA チェーンウォッチャーという代物で、お値段が安かった上にtトリプルクランクにも対応しているということで購入したものになります。
実際、インナーへのチェーン落ちは一切無くなりました。コレはいい買い物だったと思っています。
……己のフロントディレイラーの調整に関する技量がポンコツなだけなんですけどね(;^ω^)
続けて、コラムスペーサーをLixadaのカーボンスペーサーに交換しました。
5mmほどコラムを延長したかったというのがその理由です。値段も安かったですし。
そして、コレに伴い初めての経験をしたのが。
中国からの国際郵便(;^ω^)
カミさんから「なにこれ怪しい」と言われてしまいました。
開けてみると更に怪しい(;^ω^)
知らん人からすれば謎の輪っかが送られてきたようにしか見えませんからねw
装着後がこんな感じです。
フィッティングを行う過程で、ステムの天地をひっくり返したうえでスペーサーを利用した高さ調整を行いました。
プロの方から見れば随分とチグハグなセッティングになっている事とは思いますが、自分的にはワリと乗りやすい状態になってくれているとは思います。
まだ多少の腰痛を誘発するところがあるようですが(何故か左だけ)、こうなってくるとあとは基本「体力勝負」ですかね。
なかなか継続して乗る機会がないので難しいところですが、もっと数をこなして基礎体力を挙げていければと感じています。
ということで、最終的な自転車のスペック表は次の通りになりました(・∀・)
OCR1については、岳父から「フレーム以外跡形ねえなw」と言われてしまいましたが、とんでもない。
まだまだいじる予定ですw
GIANT OCR1.16 rev.1 | |
---|---|
フレーム | GIANT ALUXX 6061-T6 アルミ 1-1/8 リプレーサブルリアエンド |
フロントフォーク | GIANT COMPOSITE SL フォーク アルミコラム |
BBセット | including,CW (FSA BB-6000) |
クランクセット | FSA GOSSAMER MEGA EXO CK6020B 30/42/53T 170mm |
チェーン | SHIMANO CN-HG53 |
ペダル | SHIMANO PD-A520 |
ヘッドセット | FSA Orbit SPX 1-1/8 インテグラル(NO.26G) |
ハンドルバー | HL DR-AL56B 26.0-400mm |
ハンドルステム | GIANTフリップステム アルミ 26.0mm-10D-90mm |
バーテープ | SHIMANO PRO バーテープ スマートシリコン ブルー |
ブレーキ | SHIMANO BR-R451 BLACK |
ブレーキシュー | SHIMANO R50T2 |
ブレーキレバー | SHIMANO ULTEGRA ST-6510 |
F・ホイール | Campagnolo Vento Asymmetric G3 |
R・ホイール | Campagnolo Vento Asymmetric G3 |
タイヤ | Vittoria ZAFFIRO 700X23C |
F・ディレイラー | SHIMANO 105 FD-5504S 直付用 |
R・ディレイラー | SHIMANO ULTEGRA RD-6500GS 9S |
シフトレバー | SHIMANO ULTEGRA ST-6510 9S フライトデッキ対応 |
R・スプロケット | SHIMANO CS-HG50 9S 12-27T |
サドル | SELLE ROYAL VIPER SIL |
シートピラー | FSA SP-RK260 カーボン 27.2X350mm |
付属品 | CATS-EYE(型番不明) 扇工業 SOUND RUNNER ベル OH-2250A LIXADAカーボンコラムスペーサー AKIVA チェーンウォッチャー ライト(メーカー失念) |
重量 | 9.4kg(推定) |
ホダカ Momentum iWant 2.1m-C カスタム | |||
---|---|---|---|
フレーム | アルミニウムインテグラルヘッド | ||
フロントフォーク | ユニクラウン スチール | ||
BBセット | VP-BC73 110.5-68mm | ||
クランクセット | WHEELTOP DSS110-XD2WR 53/39T 170mm | ||
チェーン | SHIMANO CN-HG40 | ||
ペダル | WELLGO LU-C16 | ||
ハンドルバー | HL RD-AL-145 25.4Φ W-400mm L-50mm | ||
ハンドルステム | HL DA-32 25.4mm 90mm | ||
バーテープ | TIGORA バーテープ ブラック | ||
ブレーキ | TEKTRO TK521AG 47-57 | ||
ブレーキシュー | TIGORA ブレーキパーツ | ||
ブレーキレバー | SHIMANO ST-2300 + TEKTRO Rl-570 BK | ||
F・ホイール | ALEX ALX280 20 Hホイールセット | ||
R・ホイール | ALEX ALX280 24 Hホイールセット | ||
タイヤ | MICHELIN DYNAMIC 700X25C | ||
F・ディレイラー | SHIMANO FD-2300 2S | ||
R・ディレイラー | SHIMANO RD-2300 8S | ||
シフトレバー | SHIMANO ST-2300 2x8S | ||
R・スプロケット | SHIMANO CS-HG50-8W + SRAM PG950 9S(12-25T) | ||
サドル | VELO VL-1017A BK | ||
シートピラー | HL SP-214 30.9ΦX300 | ||
付属品 | ベル MINOURA スマートフォンホルダー ライト(メーカー失念) FLINGER(フリンガー) SW-819FR フェンダー前後セット | ||
重量 | 10.7kg(推定) |