2019年11月17日。
ジャパンエコトラック主催のライドイベント、第3回 RIDE in ASO が開催されましたので、参加してきました。
トレッキング・カヤック・自転車といった人力による移動手段で、日本各地の豊かで多様な自然を体感し、地域の歴史や文化、人々との交流を楽しみながら、旅をする。そんな新しい旅のスタイルが「ジャパンエコトラック」です。 ジャパンエコトラック公式サイト|JAPAN ECO TRACK - ジャパンエコトラック公式サイト|JAPAN ECO TRACK |
申し込んだのは、阿蘇を時計回りに74km走るAコース。
今回は学生時代の友人とその奥様も参加してまして、それに乗じる形で参加した次第です。
3つあるコースの中では最も難易度の低いコースですが、それでも吉田線を使って阿蘇中岳火口手前まで登るルートが添えられた、そこそこの道のりです。
ついでに申し上げますと私、40kmほど離れた自宅から自走での参加と相成ります(;^ω^)
……車載で参加しても良いんですけどね、ウチ車1台しかないもので。
カミさんと子供が不便だろうということで、ロングライドは原則自走のみ、が我が家の暗黙の了解となってますw
朝3時半に起床。
御飯と味噌汁というオーソドックスな朝食を済ませて朝5時台に家を出ました。
国道57号線をいつもどおりに北上します。
気温は5度前後、冬支度でのライドでしたが、北風が強烈で難儀しました(;^ω^)
大津の道の駅で一旦休憩し、100円コーヒーで暖を取ります。
さらにその先、立野のヒライでも改めて休憩をば。
到着した頃には空も明るくなっていました。
ここまで来ると気温も氷点下手前あたりまで下がります。
定期的に温かいものを取り入れて体調を整える体でのんびり会場まで向かいました。
阿蘇長陽大橋を超えて外輪山の中に侵入すると、あれだけ吹いていた北風も収まりました。
外輪山が風を防いでくれてるんでしょうかね。
或いは、この山の構造が外輪山の外に北風を生み出しているんでしょうか。
そんなことを考えながら会場を目指します。
程なくして到着。
Aコースの受付が始まるまでしばし余裕がありましたので、敷地を適当に慣らしながら中岳の写真を一枚撮りました。
噴煙の向きからすると、上空では南西の風が吹いている様子……。
ますます、あの北風は何だったのかと疑問を呈する私(;^ω^)
時間が迫ってきたので、受付に移動して然るべき手続きを行い、出発の時を待ちます。
友人夫婦との合流もこのタイミングでした。
関東から自転車を空輸しての参加……。
先日ロードバイクを買ったばかりという状況でいきなりの吉田線、というハードな挑戦を夫婦で実践しようとしているあたりが相当な冒険心です(;^ω^)
実際話を聞いてみると、そのドハマりっぷりがものすごいw
旦那さんはFUJI ROUBAIX 1.1、奥様はARGON18 KRYPTON CS!
前者は完成車としてのコスパの良さが素晴らしい一台。
ULTEGRA搭載のアルミバイクで20万円台というから驚きです!
いわゆるカーボンキラーと呼ばれる名車の一つですね。
後者もまた……最初からこれバラ完ですよね、まさかのARGON 18ですよ(;^ω^)
今のところ、熊本県内でお目にかかったことないですw>ARGON 18
そしてボトルケージにはロット・ソウダルのボトルが……。
旦那さんもさることながら、この奥様のハマリ具合……具体的にはデヘント愛!?
自転車仲間が増えて私も嬉しくなりました(*’ω’*)
ちなみに我が家は……。
フロントシングル仕様のLynskey Helix Pro と カンチブレーキ仕様のCHERUBIM……。
うん、変態度合いではウチのが上っぽいです(;^ω^)
ということで午前8時、5分間隔で2組に分かれてスタートしました。
友人夫婦が先のグループ、私が後ろと別れてしまいましたが、ここは経験者の妙と申しましょうか、すぐに追いつきまして(;^ω^)
事前に「気にせずぶち抜いてっていいよー」と事前に言われてましたので「はいよー(*‘ω‘ *)」と言いながら抜いて行きましたw
……こう書いててなんですけど、普段は私、ガンガン抜かれる側ですw
至極当然の話で、もっと早い人なんて県内に限らず全世界にわんさか居るわけですからね(*’ω’*)
前回、5月に吉田線を走った時は暑かったこともあって何度も足付きしまくってましたので……。
5月26日に、阿蘇中岳まで自転車で走ってきました。国道57号線を北上し、おべんとうのヒライ立野店で一旦休憩を挟んでから阿蘇長陽大橋を渡るという定番ルートで、まずは南阿蘇を目指します。阿蘇長陽大橋を超えた先の栃の木交差点から、国道325号線に入り東方面へ。一心行の大桜の脇をかすめて更に東へ、南阿蘇ふれあい農園のほうに左折する形で県道111号阿蘇吉田線へと入ります。通称阿蘇パノラマラインとも呼ばれるヒルクライムの聖地に、今回初めて挑戦しました。この日は、九州のみならず北海道の佐呂間町で39度超えとい... 阿蘇中岳&米塚サイクリング ... ミヤマキリシマと熊本地震の傷痕を辿る - う゛ぇろ☆いじり |
今回は同じ轍を踏むものかー!と徹底的に踏ん張りながら走りました。
それでいてタイムも多少は縮めたいという意図がありましたので、それなりに頑張ったつもりです。
友達夫婦を抜いていったのにも半分はそういった理由がありました。
……と言いつつ、眼下に広がる風景があまりにも美しくて、写真撮影のためだけに一度足つきしてしまったんですけどね(;^ω^)
坂に負けて降りたわけではないので良しとしませうw
ところで……ちょっと苦言みたいになってしまいますけど……。
同じイベントの参加者で、談笑しながら並走してるグループが何組かいらっしゃいました。
車が来ると一列になる……の繰り返しで、それはそれで良いんですが……。
ダンゴ状になられてると、追い抜きしづらくて困るんです(´・ω・`)
昨年参加した菊池ライドでは先導スタッフが居たことも有りそういったことは一切無かったんですが……。
並走するくらいならエイドで談笑してください。
法的にもアレですし、もっと意識して参加してほしいなぁ……などと考えながら先に行かせていただきました。
出発時の寒さもどこへやら、ちょうどよいコンディションのおかげで難なく火口手前に到着。
目の前でモクモクと立ち上がる噴煙の迫力たるや、凄まじいものがありました。
最初のエイドでは、甘酒と豆乳ムースが用意されていました。
遠方からいらっしゃった方も多く、なまじ地元民ということで談笑を重ねながら阿蘇の観光情報などを色々お伝えしたりしました。
友達夫婦を待っておこうか……と一瞬考えましたが、次のエイドのほうがいろいろ都合がいいので一旦先を目指します。
草千里を通り抜け、北に向かいます。
前回走ったときは途中で左折し下野線を下りましたが、今回は坊中線。
自転車のみならず車でもあんまり通ったことがない道です。
ある程度進んだところで振り返ると、米塚が可愛らしく佇んでました。
この角度からの米塚は特別きれいですねー(*’ω’*)
ということで2つ目のエイドに到着です。
だご汁とおにぎりを頂きました(*’ω’*)
コースのちょうど真中付近ということで、エイド食も一回り豪華です。
普通に700円のだご汁定食を頼んだのと同じくらいのボリュームですw
秋の風を感じながらゆっくり味わい、友達夫婦が到着するのを待ちます。
そんなこんなで、2人して無事に到着。
思ったとおり、初めてのイベントが吉田線というのはなかなか堪えたようで、2人とも相当疲れてました(;^ω^)
今後なんかあった時のために恩を売るつもりでねぎらいの言葉をかけようと最初から考えてましたので、待機してて良かったですw
……一方、我がカミさんからも苦言を呈されましたけど、エイドに入ってくる2人の姿を写真に収め損ないまして……。
そこだけはちょっと申し訳ないことしたかな、と思ってます(;^ω^)
2人が阿蘇駅に到着したことを見届けたところで、先に進むことにしました。
風向きの関係上、火山灰がものすごい状態でした。
2人を待っている間にも自転車に火山灰が積もってましたからね、噴火の凄まじさを感じさせてくれます(;^ω^)
箱石峠の入り口、国道265号線との交差点を右折する地点に至っては……まさに噴煙の真下。
写真では伝えることが出来ない、なんとも言えぬ迫力を体感することが出来ました(;^ω^)
箱石峠をこちら側から攻略するのは今回が初めてでしたが、これまた足つき無しで攻略に成功。
今年何度目だろう、という感じで月廻り公園界隈を通り抜け、次なる目的地へと向かいます。
3つ目のエイドは高森湧水公園でした。
ここではカレーを頂きました。
坂を2つ攻略した後ですから、ここまで来ると腿裏とケツの付け根が痛くなってきます(;^ω^)
椅子に座ると自然と「あいたたたた」と声が出ますねw
痛みと戦いながらカレーを味わいました。
高森湧水公園までくれば、ゴールまではたかだか9km。
難なくゴール。
完走証もいただきましたが、手違いで表記にミスがあったとのことで……別途正式なものを郵送していただけるそうです(;^ω^)
最後の最後で、蕎麦と牛串を頂きました。
牛串の美味しかったこと(*’ω’*)
阿蘇五岳を肴にのんびりと舌鼓を打ちます。
この日は最初から最後まで、阿蘇の噴煙を眺めながらの一日となりました。
1時間ほどして友人夫婦も無事にゴール。
話を聞いてみると、最初の吉田線でDNFしかけたそうですが、気合と根性で乗り切って走りきったそうです。
制限時間1時間を切っていたとはいえ、初参加でこれはなかなかの成果じゃないでしょうか。
なまじ経験値的に私のほうが長いので自然と上から目線な物言いになってしまい恐縮ですが……。
2人とも、よく頑張りました!
素直にそう思いながら出迎えることが出来ました(・∀・)
お疲れ様でした~。
2人と別れて、さあ帰ろう……と思いたったは良いのですが。
幸か不幸か、懸賞でスポドリ5本を当ててしまいまして(;^ω^)
重量にして2.5kg。
私、自走なんでこれを抱えて帰らないといけないんですけど……。
しゃあないので、一本はボトルに補給、残りは背負って持って帰ることにしました。
当然、おかわり必須なので俵山の旧道をチョイス。
私にとっては半分義務みたいなもんですから>おかわり
当然、足つき無し(*’ω’*)
……この日は特に調子がよく、尻の付け根の痛みはさておき、途中でバテて休憩するといった事もなければ、足が攣ることもありませんでした。
正直あと一つ二つ峠を追加で攻められるなあ、と感じたほどです。
そもそも、Lynskey Helix Proでこれだけの峠を攻めたのが今回が初めて、というのもありますけど、比較するとGIANT OCR1よりも体に優しいといった印象です。
これはロングライドをする上では、大正解の1台に仕上がってるのではないでしょうか。
そんなことを思いながら自宅まで向かいました。
今回は久々に旧友と再開し、同じ趣味仲間として一緒に走るという機会に恵まれて、これまで以上に楽しめた気がします。
家庭を持つと色々とタイミングが合わなくて、頻繁に……というわけにはいかないでしょうが、また次の機会があれば一緒に走りたいですね。
とてもいい思い出になりました(*’ω’*)
後日、正式な完走証が届きました。
2枚ありますが、手前のが正式なもの、後ろのが当日受け取ったモノになります。
距離が間違ってたんですね(;^ω^)