先々月くらいに、通勤車であるGIANT OCR1 からの異音の解決に至る記事を書きましたが……。
以降、結局その異音が解決しておらず、問題解決に向けて調査を継続しておりました(;^ω^)
調査の裾野を広げ、最終的に一旦解決に持っていくことが出来たので、その経緯を改めて記事としてまとめます。
改めて書きますが、今回のパターンは、ペダリング中であるということ。
更に細かく見ていきますと、特徴がある程度明瞭になってきました。
そして、前回までに行った調査は次の通り。
ことごとくアテが外れたしまったということになります。
結局これらの調査は、過去の経験則などから当てずっぽうで行ったにすぎませんでした。
結構偉そうなことを記事の最後に書いていながらです(;^ω^)
……もう恥ずかしいやら情けないやら……。
色々思うところはあるんですが、そこでへこたれてても話にはならないので……。
改めて情報収集開始です。
真摯な気持ちで、色々リセットしてから作業を再開しました。
プロの方のご意見を総合すると、異音の大体はネジの緩みが原因であることが多いそうです。
むしろBBだったりフレームのクラックが原因であることのほうが少ないとのことで……。
まさに素人考えによる浅はかさが露呈した瞬間で、穴があったら入りたい気分になりました(;^ω^)
ということで、手近に確認できるポイントとして、ボトルケージの増し締めを試してみます。
……解決せず。
取り外してみましたが、結果は同じでした。
続いて、サドルを固定するやぐらのネジ、及びシートクランプの増し締めです。
ダンシングするとむしろ音が大きくなるという特徴があるため、関係はないだろうと思いつつも、増し締めをしてみました。
当然解決しませんでした。
グリス切れも疑い、シートポストを取り外してサドル無しで乗ってみましたが、音は鳴る一方。
RDの緩みが原因で、BB直下で音が鳴るように感じられることもある、との情報を見つけたので試してみましたが、改善しませんでした。
FDも台座直付けタイプなので、ネジが多い分増し締めが効果あるかもと思い試してみましたが……改善しません(;^ω^)
……ここまで来ると、本当にフレームの破断とかだったらどうしようという気分が再燃してきます。
ヤキモキしながら粛々と、別の原因を探り続けることとなりました(;^ω^)
症状を一旦冷静に振り返りますと……体重を右クランクに乗せないと、そもそも音がならないという特徴が最も際立っています。
ペダル→クランク→BBの軸はハズレ。
では、他に影響を受ける部分はどこか?
ペダル→クランク→チェーン→スプロケット……。
BBではなく、ドライブトレインに疑いの目を向けることにしました。
にわかに信じられない気持ちもありましたが、スプロケットの増し締めを行ってみますと……。
……ついに、異音が解消されました……。
真犯人は、スプロケの緩みでした!(;´Д`)
まさかスプロケの緩みがBB界隈の異音の原因だったとは……。
しかも、単なる整備不良の類です。
情けないこと、このかたない……(;^ω^)
異音の完全解決は難しい!(;^ω^)
ただひたすらコレに尽きる。
そう断言できる体験談でしたw
結局、プログラミングでのデバッグ作業と同じく、原因を推測して一つ一つ潰していくしか有りません。
どちらにしても、その作業速度を上げるのは経験値が全て、ということなんでしょうね。
特に、今回得られた知見で最も大事だと思ったことは、調査要件の優先度付け。
発生確率の高い部位から優先度を付けて解決を図るように仕向ければ、作業速度は格段に向上するだろうということが分かりました。
コレも全て、経験を積んで初めて見えることなのかな、とも思いました。
ということで、今回試した整備項目を元に、頻度別に優先度づけしたチェックシートを作ってみました。
次回以降の異音解決に役立ててみようと思います。
スプロケの増し締めによって異音も無くなり、気持ち剛性も高くなったようです。
意気揚々と乗り続け、思わずケイデンスが120rpmを超えるくらいの漕ぎっぷりで平地を飛ばしてましたら……。
また、カチ……という音が……。
……。
異音との戦いは際限なく続きそうです。
チェーンもスプロケも交換間際なので、ここいらの交換を減るまでしばらく様子見ですかねぇ(;^ω^)