お盆休みを利用して、通勤車のバーテープの交換を行いました。
GIANT OCR1を通勤車に仕立て上げて1年。
このSUPACAZ製のシルバーのバーテープは本来、Lynskey Helix Pro用に購入したものでした。
ついに……!完成しましたー!!サイクリスタ熊本さんにお願いしていたコラムカットが完了。今後発生するであろうポジション調整の遊びを考慮し、2cmほど長めに切ってもらいました。フルカーボンフォークなので+αの遊びも加わってそれなりの長さに(;^ω^)これまで乗ってたGIANT OCR1のBOMAのフォークもまぁまぁ突き出てたので、あまり違和感はありませんけどねwそのまま家に乗って帰り、ほぼ躁状態でバーテープを巻いた結果……。あえなくいろいろ失敗(;^ω^)左は逆巻き、右に至っては巻いている途中でちぎれるという……結果的に... Lynskey Helix Pro 2019 シェイクダウン!ざっくりシルキーインプレッション!! - う゛ぇろ☆いじり |
しかし色合いに難があったので、取り外して2カ月ほど寝かせ……いざGIANT OCR1に合わせてみるとあらぴったり……。
お盆休みを利用しての通勤車のオーバーホール、3回目、組み立て編です。とりあえずは適当に、BBセット、クランク、FD……と、パーツを順にインストールしていきます。ホイール、シートポスト、ペダルに至るまでほとんどが流用になります。しかし、サドルだけは色合いを考えて、一旦GIANT OCR1に最初から付随していたモノに戻しました。ある程度インストールが完了したところで、アウターワイヤーの長さを決めて随時取り付けていきます。Lynskey Helix Proを組んだときに買ったNISSENのアウターワイヤーの余りでほとんどまかなえたので、... GIANT OCR1 復活 その③ … 組み立て - う゛ぇろ☆いじり |
通勤という事で使用頻度が必然的に高かったこともあり、3,000㎞ほどですでにボロボロ。そもそもこのバーテープ、最初からクッション性が高い一方で耐久性は低い印象がありました。Lynskeyに巻く過程でうっかり千切ってしまったりとトラブルが多かった中で、まぁ相応に持ってくれた方だと思います。
次にチョイスしたのは安定のFizik Tempo MicroTex Classic。
フレームの差し色にも使われている濃いめのブル―を選択しました。
これまで使ってきたクッション性の高い厚手のSUPACAZのものとは違い、薄手のバーテープとなります。
一時的にLynskeyの方でもFizikのオレンジを利用していましたが、その時の経験からしてもかなり頑丈、という印象があるのがFizikです。
また今回は、Flight Deck(フライトデッキ)を一緒に搭載することにしました。
メルカリで発見して思わず注文してしまった一品です。
Flight Deckは、Dura-Aceが9速だった7700番台の頃に初めて登場した、レバーと連動する機能を有したSHIMANO製のサイコンです。
次なる7800番台までシリーズ化され、7900番台でDi2の登場とともに姿を消しました。
今でこそGPSやスマホとの連動が当たり前のサイコンですが、当時は現在でも利用されている磁石式のセンサとの連動くらいが関の山でした。
そんな中、サイコンとレバーと連結させ、ギア比情報を計算に加えるこのFlight Deckは目からうろこな画期的な商品だったと言えます。
ケイデンスを実測するのではなく、ギア比と現在速度から逆に計算して割り出すというアプローチをとっていましたからね。面白いと思いました。
ちなみに型番はSC-6502。Ultegra6500番台のグレードですが、フロント3速、リア10速まで対応している優れもの。
つまり、次世代機である7800番台のレバーでも利用できるという将来性と拡張性を有していました。
何よりこれで6500番台、完組ホイールとヘッドセットとBBを除けば、自転車1台分の同一コンポーネントのパーツが一通りコンプリート出来てしまったことになるわけですw
実情を整頓するとこんな感じでしょうか。○は運用中、△は持ってはいるものの運用していない、×は持っていないという事になります。ハブに限ってはいずれ手組出来れば……程度の考えてますw
ということで、ST-6510のフードをめくりあげ、端子を接続するためのカバーを取り外します。
端子を露出させるとこんな感じです……。
15年近く使い込んだレバーですが、特に端子がサビたりとかはしていないようです。
チャチャっと結線し、Flight Deck自身をハンドルに取り付け、バーテープを巻いて完成です。
レバーのギア比情報もしっかりと獲得し、連動して表示してくれました。
なお今回巻いたバーテープは、本来左右2本あるうちの一本を、真ん中で半分にぶち切って利用しております(;^ω^)
貧乏性なもので、お恥ずかしい限りですが、使っているのがフラットトップハンドルなので長さ的にも半分で十分事足りるんですよね。何よりバーテープ自体もそれなりに巻く頻度が増えましたから、腕も多少は上がったと見え、半分の長さでも十分綺麗に巻くことが出来ました。残った一本は次回交換する際まで予備に取っておきますw
ひとつ残念なことを挙げるととするならば……センサーの取り付け位置が遠すぎて速度計測ができないという点でしょうか(;^ω^)
サイコンとしては致命的ですが、こればかりは仕方がありません。Flight Deck販売当時と比較すると、ここ15年くらいのロードバイクのフォークって、幅が広すぎるんです。マウントを何とか工夫すればうまくいくのかもしれませんが、現状サイコン自体はCateye Strada Smartをメインで使ってますので、計測できなくても特に問題は無かったりします。
早速そこらを試し乗り……。
酷暑過ぎてあまり長丁場は乗れませんでしたが、変速状況が手元で分かるのは気持ちが良いですね(‘ω’)
バーテープもスタイリッシュで、気に入りました。