本日、ついにワイドレシオ化に成功しました!
しかしいざ組み上げてみると……
にじみ出る変態感がたまらないですね!(;^ω^)
フロントが44Tで、ほとんど同じサイズの歯がリアにも存在することになりますので
結果的に迫力のある1台が生まれてしまった感じがします。
さすがにGIANT OCR1でこんな改造している人は、世界に2人と居ないでしょうねww
早速何処かの坂に走りに行きたいところですが、時間的余裕がないので
インプレは後回しにするとして……。
今回ワイドレシオ化を成功させたことで、今現在の自分が求めている1台というものが
どういったものだったのか、より具体的に見えるようになりました。
改造を行う上で目指していたのは、
まず、ケイデンス90rpmで30km/hをキープできること、そして坂に強いということです。
更に、逆にギア比4以上の高速域は不要なので、これを削ぎ落としたシンプルな1台であるということ。
だからこそ選んだフロントシングルでもあったわけですが、
フルフルSRAMで組み上げているわけではないので、いざ乗ってみればチグハグなところもあったりするわけです。
まず、坂を攻める上で軽いギアが足りていなかったという事実……コレはワイドレシオ化で自然と解消しましたw
そしてチグハグになっていた原因のもう一つが、レシオのバランスの崩れでした。
今回のワイドレシオ化で、このバランスがいい感じに収まってくれたようなのです。
ちょっとばかしその根拠を書き連ねてみようと思います。
ギア比と走行速度を計算するツールです。いつもExcelでマクロ組んでたんですが、今回はjQueryを利用して組み立ててみました。dirtjapanさんが公開されているツールと、自転車探検!さんが公開されている計算式を参考に構築しています。dirtjapanさんのツールは10速までで止まってましたので、自分用に11速用に拡張できたらなあ、と前々から思っていたのをそのまま形にしたような格好です。あくまでロードバイク限定、自分用、ということではありますが、せっかく公開するのでプリセットもそれなりにご用意いたしました。機能拡張は気が... ギア比/速度計算機 - う゛ぇろ☆いじり |
自前の計算機にかけてみてわかったんですが、
Ultegra CS-6800 11-32Tは、その名の通りロード用スプロケの中でのワイドレシオを謳っている手前
クロスレシオ(赤字)になっている部分はごく僅かです。
ワイドレシオと言ってもロード用なので、MTB用に比べて全体的には中間レシオに収まっているように見えますが……。
14Tと16Tの間に大きな壁があることがわかります。
ここだけ、速度差が4.47km/hもあるんです。
30km/hあたりをちょうど超えるこのあたりからペダルが極端に重くなる気がしてたんですけど
こいつのせいだったんですね(;^ω^)
事実、これ以上のギアは使い勝手がさほど良くなく、ほとんど使うことがありませんでした。
逆に、本来の用途であるフロントダブル構成で11-32Tを利用すれば、18Tあたりで30km/h走行が実現出来ますので
それまでの速度差を鑑みれば無理のない変速が実現できる感じになっています。
これが本来の設計ですから当たり前の話ですが、「なるほどよく出来てるなあ」と素直に驚いてしまいます。
うーむ、こうして見ると、現状のフロントシングルにはあまり見合ってないスプロケだったようです。
で、今回DeoreXT CS-M8000 11-40T に換装した結果がこちらになるわけですが……。
MTB用のスプロケなので一律ワイドレシオに近づいてしまったという事実はあれど、
速度差の変化が概ねリニアに近くなっていることが分かります。
加速減速共に、直感的な変速が実現できそうないいバランスです。
トップの11Tが超ワイドレシオになっていますが、
ギア倍率4以上は基本下り坂でしか使わないので個人的にはこれで十分です。
メガレンジならぬ、マイクロレンジとでも申しましょうか(;^ω^)
SRAM が提唱している 1×11 のロードバイクにより近づいたとも言えるでしょう。
今回の改造は大成功と言っていいようです(・∀・)
さーて、この構成でどこかの坂をまた攻めてみたいところですね。
最終目標は、九州屈指の難所、二本杉峠!
ワイドレシオ化したとはいえ、すぐは無理でしょうけど、是非とも攻略したいと思っています(・∀・)
付録として、今まで乗ってきた構成全てを列挙してみました。
レシオを要点として語ってしまうと、結局改造前の状態が一番美しい感じになってしまいます(;^ω^)
そもそもの話として、使い勝手という点で結局難があったがゆえの改造なので、
結果オーライということにしておきましょうw
どのみちチェーンリングもガタガタになってましたし、潮時だったのは間違いないです。
実質4年近く遠乗りにも使ったMomentum iWant2.1m-Cの状態も出してみました。
リア8速構成のマシンだったというのもあるでしょうが、ギア比を見てみると
ワイドレシオ化後のギア比構成とあまり遜色ない感じになっているな、というのが最初の印象です。
こっちにも壁が存在し、これが見事に30km/h前後にかぶっている事を考えると
使い勝手という点では今の状態が間違いなく上だと考えられます。
ていうか当時のコレは、フロントの変速が壊滅的にダメダメだったので
比較するのも間違いてなもんですけど(;^ω^)
現在のMomentum iWant2.1m-Cは、GIANT OCR1から外した古い部品+
SHIMANO SORAというリア9速構成になっているわけですが
コレがなかなかに使い勝手の良い1台に仕上がっています。
基本に則った部品構成になっている証拠でもあるんでしょうね、
数字にもそれが出ているから面白いところです(・∀・)
GIANT OCR1.16 1×11 | |
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フレーム | GIANT ALUXX 6061-T6 アルミ 1-1/8 リプレーサブルリアエンド |
フロントフォーク | GIANT COMPOSITE SL フォーク アルミコラム |
BBセット | including,CW (FSA BB-6000) |
クランクセット | FSA GOSSAMER MEGA EXO CK6020B 170mm Race Face CX-Single Ring Narrow Wide 5-arm 130BCD 44T |
チェーン | SHIMANO CN-HG600 |
ペダル | SHIMANO PD-A520 |
ヘッドセット | FSA Orbit SPX 1-1/8 インテグラル(NO.26G) |
ハンドルバー | TNI エルゴシャローフラットトップ 400mm φ26.0mm |
ハンドルステム | GIANTフリップステム アルミ 26.0mm-10D-90mm |
バーテープ | EMPT EVA ロード用 バーテープ ES-JHT020 |
ブレーキ | SHIMANO BR-R451 BLACK |
ブレーキシュー | BBB テックストップ ハイパフォーマンス BBS-22HP |
ブレーキレバー | SRAM Rival 1 DoubleTap Mechnical Shifters |
F・ホイール | Campagnolo Vento Asymmetric G3 |
R・ホイール | Campagnolo Vento Asymmetric G3 |
タイヤ | Maxxis Re-Fuse 700x25c |
F・ディレイラー | – |
R・ディレイラー | SRAM Rival 22 WiFLi medium |
シフトレバー | SRAM Rival 1 DoubleTap Mechnical Shifters |
R・スプロケット | SHIMANO CS-M8000 11S 11-40T |
サドル | SELLE ROYAL VIPER SIL |
シートピラー | FSA SP-RK260 カーボン 27.2X350mm |
付属品 | 扇工業 SOUND RUNNER ベル OH-2250A LIXADAカーボンコラムスペーサー Wolftooth RoadLink SHIMANO PROバーエンドプラグ TOPEAK モジュラーケージ ブリジストン ボトルケージ ライト(Gentos + CAT EYE) |
重量 | 8.9kg |