豊後街道を巡る旅、最後は阿蘇谷のご紹介となります。
最近更新が滞っております(;^ω^)自転車のネタ自体がちょっと先細っているというのもありますがwさて、今回は結構長尺な記事になりますので、数回に分けてお送りしたいと思います!今年の頭の話になりますが、数回に分けて、豊後街道を辿ってみました。ただ一里塚跡を順番に走ってみた、というのを記事にするだけでは面白くないので、それぞれの場所の、それぞれの名所などを紹介しながら進めていくというスタイルで書いていこうと思います。(だから記事になるのに時間がかかったとも言えるわけですがw)その中には、家族旅行など... 豊後街道一直線①【熊本市編】 ... 里程元標跡~二里木 - う゛ぇろ☆いじり |
さて、豊後街道を辿るサイクリング、2回目の記事となります。今回は、菊陽町界隈、三里木から四里木の間になります。三里木二里木を超え、味民を過ぎれば、お隣の菊陽町へと入ります。ほどなく進むと、三里木に到着です。三里木は、その名もズバリ豊肥本線三里木駅の敷地の中に存在します。サンリーカリーノ菊陽三里木駅のすぐ近くに、サンリーカリーノ菊陽というショッピングモールが存在します。三里木にあるからサンリー……と名付けられたみたいですね。実はここ数年でリニューアルオープンした施設で、昔はサンリー菊陽寿屋といい... 豊後街道一直線②【菊陽町編】 … 三里木~四里木 - う゛ぇろ☆いじり |
はい、豊後街道めぐり第三弾となります。今回は一気に、五里木から九里木までをご紹介したいと思います。……正直、土地勘があまりなくてご紹介できるスポットは少ないのですが、ご容赦のほどを(;^ω^)五里木四里木を過ぎた先から菊陽町のお隣、大津町に入り、旧57号線から西の山間に逸れる形で街道を進みます。住宅街の中を進むと、簀戸口跡と書かれた碑が建っていました。参勤交代時、臨時の関所が置かれた場所のようです。更にその先を進みますと……閑静な住宅街を貫く緩やかとした坂の中腹に……。五里木が姿を表しました。六里木~七里... 豊後街道一直線③【大津町~二重の峠編】 … 五里木~九里木 - う゛ぇろ☆いじり |
阿蘇谷とは、阿蘇五岳の北側の平野部の事を指し、豊後街道の十里木から十三里木は、まさにそこを横断する感じで走っているような格好となります。
最後までお付き合いいただけますと幸いです(^ω^)
十里木は、内牧温泉街の真っ只中、点滅信号の交差点にあるローソンの隣に佇んでいました。
心なしか、他の一里塚よりも作りが豪華です。
温泉街の中にあるからでしょうか、これまでの一里塚と比較しても周りの雰囲気が全然違います。
そんな十里木のある交差点のちょうど反対側の道を進めば、内牧温泉のお宿、湯巡追荘が姿を表します。
【公式】阿蘇内牧温泉 湯巡追荘|最安値宣言 - 【公式】阿蘇内牧温泉 湯巡追荘|最安値宣言 |
家族でよく泊まりに行くお宿ですw
それぞれ風情の異なる10種類の貸し切り家族風呂(源泉掛け流し)が存在し、大変気持ちが良いです。貸し切りなので、気兼ねなくゆったりのんびり入れます。
ロビーには温泉むすめ「阿蘇ほむら」のポップが。
「温泉むすめ」は日本全国の温泉をモチーフにしたキャラクターと声を担当する声優たちが、全国の温泉地を盛り上げるべく、歌と踊りで人々に“笑顔と癒し”を与える「アイドル活動」を行う次元を超えたプロジェクト 温泉むすめ公式サイト - 温泉むすめ公式サイト |
お料理はバイキング形式となっていまして、地元食材を利用した焼肉などを始め……。
旬のものを使ったお料理、お寿司、その他諸々。
お腹いっぱい食べられます(*’ω’*)
お酒も色々ありますので飽きることがありませんw
結果、毎回食べ過ぎ&飲み過ぎてしまいます(;^ω^)
何よりとてもリーズナブルなお宿で、夜には縁日を模したイベントが開催されたり、卓球場やカラオケがあったりと、文字通り一晩中楽しめます。大変おすすめなお宿です。
さて、そんな内牧から次なる景勝地、そらふねの桟橋をご紹介します。
正確には田子山展望所といいまして、内牧温泉の西側、外輪山から突き出た田子山という小さい山の頂上に位置します。
桟橋から眺める阿蘇五岳もなかなかの雄大さです。
敷地内ではヤギが飼われてまして、そらふねの桟橋まで一緒にお散歩することも出来ます。
自転車でも挑戦しましたが……これがなかなかの激坂、しかも車道が狭く上り下りする乗用車とのすれ違いもままならない状況でしたので、脚付き無しでの登頂は正直無理でした(;^ω^)
内牧まだ続きます!
最後にご紹介するのがいまきん食堂。
名物のあか牛丼を目当てに、全国からお客さんが殺到する人気店です。
そのトップクラスぶりは群を抜いたものがありまして……。
仮にお昼の12時に食べたいと考えたなら、朝10時前後に現地に到着してないと間に合わない、というレベルです(;^ω^)
到着するとまず整理券が手渡され、そこから平均して2~3時間ほど待機。その後に店内に通されようやくありつけるというのが基本的な流れ。土日は特に人が多く、3時間以上待つこともザラ。現地の方に伺ったところでは、最長の例として、お昼ごはんを食べに来たのに食べ終わったのが夜の8時だった、なんていう冗談みたいなお話すらあるくらいです。
ところが……。
こんな奇跡を私は過去に経験いたしております(;^ω^)
残念なことに写真はボケておりますが、こちらが当日食べたあか牛丼!
いやもう、これは並ぶ人の気持ちがわかりますね、猛烈に美味しかったです!(*’ω’*)
ミディアムレアなお肉に絡む温泉玉子、そしてアクセントとなるわさびの香りが絶妙なハーモニーを醸し出してくれます!
あと、あか牛丼の影に隠れてしまいますが、ちゃんぽんも美味しかったですね(^o^)
……いかんせん込み込みな人気店ですから、そう何度も足を運べませんけど……是が非でもおすすめしたいお店の一つでございます。
内牧を境に東へと向きを変え、県道110号線に入り田園地帯を進みます。
田畑の真ん中に十一里木が。
さらに東に向かえば、同じようなロケーションの中に、十二里木が存在しました。
十二里木は県道から少し外れてしまいますので、些か見つけるのに苦労しました。
十二里木の最寄りの名所といえば、阿蘇神社になりますでしょうか。地名の元にもなった阿蘇氏ゆかりの神社であり、全国に存在する阿蘇神社の総本社となります。
先の熊本地震で楼門と拝殿が倒壊したその姿は、全国的にも話題になりました。
楼門はまだ復旧工事中ということで、遠巻きに見ても分かるようなリアルな絵という形で参拝者を出迎えてくれました。
阿蘇氏は、平安・鎌倉・南北朝と続いた有力な地方豪族でしたが、戦国時代にて敗北を喫し、辛酸を舐める結果になったそうです。その後、加藤清正の手によって復興された阿蘇神社の大宮司家として復活。
現行の92代大宮司を務めていらっしゃる方は、まさにその末裔なんだそうです。
拝殿の方は復旧が完了しており、ご覧の通り真新しい姿となっておりました。
楼門の工事が済んだときに、また荘厳な姿を拝みに行けたらと思います。
さて、阿蘇神社を過ぎた先、国道57号線滝室坂の入口付近で、今回の記事の最後となります一三里木がひっそりと佇んでおりました。
あとから調べてわかったんですが、ここから先の一里塚は、十四里塚となっているらしく、木としての名称を成していないようです。豊後街道における木としての一里塚としては、最後のところまで走りきれた、ということにしておきましょうw
以上が、阿蘇内牧から一宮までの阿蘇谷編でした。
一里が3.9mですから、熊本城の麓から始まり、阿蘇谷の東の端まで。総延長、50.7kmにも及ぶ豊後街道……。
こうして通して見てみますと、いろんな名所、いろんな景勝地、いろんな食事処が存在していることが改めて分かり、記事にまとめながらとても楽しく感じました。
しかしながら、以前川にまつわるポタリングを記事に描きましたけど、毎度のことながらテーマに沿ったサイクリングは色々と面白いですね。
熊本市を流れる川の一つに、藻器堀川があります。……ふつうに、読めません(;^ω^)しょうけぼりがわ、と読みます。しかもこの川……用水路やドブと見まごうレベルのものすごく細くて小さい川なのです。そのくせ、一級河川……。実情としては、一級水系である緑川の支流、加勢川の最上流に位置する川の一つという事で一級河川に位置しているのだとか。そんな規模としては小さな川を、水源地から江津湖まで、ぶらっとポタリングで辿ってみることにしました。東区神園 ... 中峰堤池(水源?)熊本市東区神園に、事実上の水源となる中峰堤池がありま... 水路のような一級河川 ... 藻器堀川を辿ってみた - う゛ぇろ☆いじり |
※一部、古い記事からの抜粋・改変を行ったものが含まれています。最近色々ありまして更新をサボってましたが、ネタのストックがもう一つありますのでエントリーしてみようと思います。これまたお盆休みでのお話ですが、7月に途中断念してしまった坪井川下りを、今一度河口までやってみようと思い実行してみました。気温は35度前後という、灼熱地獄の中を走るのにはいささか骨が折れましたが、まぁまぁ面白いサイクリングになりました。その前に……実はシートポストを交換しました。SARSというなんとも物騒な名前の中華製カーボンシー... 坪井川下りリベンジ ... 水源から河口まで - う゛ぇろ☆いじり |
また別のテーマが見えてきたら、同じような記事を書くことになるかもしれません(*’ω’*)
例えば……放牛地蔵とか、六角地蔵とか……数が多くてちょっとムリかもですが(;^ω^)