お盆休みを利用して、通勤車のオーバーホールを行いました。
これまで運用してきたMomentum iWant2.1m-C。
9年半の歳月を共に過ごしてきましたが、天候関係なく乗り倒して来ましたので、いよいよフレームとしてはガタがきております。
ということで、Lynskey Helix Proの導入に伴い運用を停止していたGIANT OCR1に、フレームごと換装することにしました。
オーバーホールというよりレストアですね。
今回は記事を3回に分けるかたちで、その一部始終をまとめてみたいと思います。
初回は、パーツ毎のレストア編前編です。
GIANT OCR1の状態確認
Lynskey Helix Proを組んだときに先だって、バラしたフレームの清掃を行っておきました。
表面の汚れも大概でしたが、ヘッドセットがまあまあ汚れていました。
とはいえ、全体の状態は悪くなく、汚れさえ落とせば十分使えそうな状態です。
ということで、フレーム、フォーク、ヘッドセットはそのまま流用する形としました。
ただ、プレッシャーアンカーのみ、Lynskey Helix Proに同梱されていた新品を利用します。
これまで利用してきたプレッシャーアンカーは、Lynskey Helix Proの方にインストールしましたので、唯一これだけがアベコベになってます。
入れ替えた理由は、単純にヘッドセットとヘッドキャップのメーカーを揃えたかったから。
前者がCane Creek、後者がFSAという形で統一できますのでね( ・∀・)
STIレバーの修復
さて、パーツ単位で最初に行った作業は、STIの修復でした。
これまではSTIではなくエルゴパワー(Veloce)を利用してきましたが、今回のオーバーホールではあえてSTIに戻す路線で行きます。
とりあえずこれまで使ってきたエルゴパワーとShiftmateは、STI破損時の予備として保管しておくことにします。
さて話をSTIに戻します。
STIの型番は、SHIMANO ST-6510。
四半世紀近く前のUltegraグレードのレバーになります。
もともとこのGIANT OCR1にインストールされていたものになりますが、当時のレバーが装着されていたハンドルがアナトミックということで、私の手にどうにもなじまなかったために運用を停止していたものになります。
しかし、余っていたTNiのエルゴシャローフラットトップに試しに装着してみると……あれ、意外に行けそう?と思えるようになりまして。
じゃぁハンドル込みでこれを使うか、という最終的な結論に至った次第です。
ただ、傷が結構多いと来ています。
金属部分のみならず、樹脂部分の傷も結構目立ちます。
ネームプレートに至っては、最初のレストア時にカッティングシートを利用するためにヤスリがけをしてしまっているという始末。
これらを総合的に修復する必要があります。
ということで、イエローハットやホームセンターを回って、タッチペン等を買い揃えることにしました。
具体的には以下のラインナップです。
- サンドペーパー (#600~#2000)
- タッチペン (三菱車用シルバー)
- ピカール
これらに手持ちのアルミポリッシュを加え、色々と修復作業に勤しみました。
とりあえず、ネームプレートとレバーの樹脂部分にタッチペンを塗りたくります。
ネームプレートにはモリモリ塗りまくって厚みを出すことにしました。
自転車を立て掛けたときなどに真っ先に傷がつく部分なので、ここは念入りに。
タッチペンだけに塗りムラが気になりますけど、そこは度外視で(;^ω^)
続いてレバー本体のアルミ部分は、サンドペーパーを利用して表面を削り落とします。
Ultegraの文字も消えてしまいましたが、こればっかりは仕方が有りませんね。
で、削ったところでアルミポリッシュにて光沢を出します。
その後、余っているハンドルトステムを用意し、ご覧の要領でマスキングを行い塗装の準備を行います。
そこに、サフとしてミッチャクロンを吹き、その上からアクリルクリアを2回吹くという段取りでクリアコーティングを行いました。
当然、作業の下準備としてシリコンオフもたっぷり吹いてます。
この工程……2回失敗して3回目でようやく成功した感じです(;^ω^)
3回目のヤスリがけは心が折れそうでしたw
クリア塗装後がこちら。
正直ほとんど見分けがつきませんが、自前でポリッシュ+クリアコーティングを行った手前少しくすんでしまいました。
とはいえ、傷そのものが消失したので目的は達成できた感じです( ・∀・)
フォークのクリア塗装
あとついでなので、フォークにもクリアを吹いておきました。
GIANTのロゴは私が自前で貼り付けたデカールなのですが、クリア塗装を行っていないため一部剥離している部分があります。
まだ目立たないレベルなので、今からでも遅くないと思い塗装をかけた次第ですw
そんなこんなで初回の作業は完了。
続きは自転車をばらしてからとなりますが、それはまた次の記事にて(*’ω’*)