通勤車をレストア&オーバーホールしてから一週間。
梅雨がまたやってきたのかと言わんばかりの秋雨前線の猛攻に、連日自転車は雨まみれになっております(;^ω^)
とはいえ、そこはやはりレストアしたばかりの自転車です。
文字通り雨にも負けず、キビキビとした走りを見せてくれます。
しかし、運用を続けることで、レストアそのものがうまく行ったこともあれば、うまく行っていないことも色々見えてきました。
そこで今回は、オーバーホール後に見えた成功例と失敗例、そして今後の課題について取り上げてみたいと思います。
成功例:フェンダーの延長
今回のレストアで最も成功したと思えるポイントは、フェンダーを延長したことによるリアブレーキの汚染対策でした。
雨に振られた直後です。
これまではフェンダーが無かったため、タイヤが跳ね飛ばした土砂をまるごとかぶってドロドロなっていました。
ただ汚れるだけならまだしも、Ultegraのロゴが自然と削れてしまうほどの衝撃を伴ってのものでした。
しかし、フェンダーのおかげでご覧の通り、雨に濡れてむしろ美しいと言わんばかりの様相を呈しております( ・∀・)
雨が乾いた状態をあえて撮影してみました。
フェンダーの効果はブレーキのみならず、シートチューブにも影響を与えています。
延長前はシートチューブの裏側が全面汚れにまみれてましたが、現状半分程度まで汚染領域が狭められています。
これも全て、GIANT OCR1がロングアーチ対応のフレームだからこそ成立する芸当です。
ある意味、本来の持ち味・特徴を活かしきれる状態になった、とも言えるでしょう(*‘ω‘ *)
失敗例:レバーのクリアコーティング
一方で失敗したなー、と素直に感じるのがこちら。
運用3日目でクリア塗装が剥げたSTIです(;^ω^)
片方だけかと思いきや両方……。
ものの見事に指をかけるポイントからハゲていっております。
アルミポリッシュをかけた上でミッチャクロン+アクリルクリア……と、単純に考えればそこそこ強固な塗装だと思うのですが、やはり人の手が触れまくる場所では適さなかったようです。
一方、同じ処置を施したクランクは飛び石などで多少の傷ができましたが、決して悪い状態とは言えません。
レバーに対して塗装、というのがいけなかったようですね。
そんな感じで軽くボヤいていましたら、Twitterにて自転車関係で著名なぐち子さんのつぶやきが流れてきまして……。
ポリッシュ後一年半くらい経ったので経過観察を。
1、 2枚目 一年半前
3、4枚目 いま通勤車として酷使した為スレ傷などはあるものの腐食などはなし
鏡面後4、5日放置して酸化被膜を形成したことが維持の秘訣でしたわ😃
雨にも十数回振られ ヒルクラで汗まみれになったものの磨き直しは2回程度! pic.twitter.com/4Q63EVkcHy— ぐち子 (@GuchikoReacto) August 25, 2019
……なんか、実は無理して塗装しなくても良かったのでは……と思うようになりました(;^ω^)
これは塗料を剥がすなり磨き直すなりする必要がありますね。
あるいは、サードパーティから出ている滑り止めシートを利用してハゲた場所だけでも補強する、というのも手かもしれません。
いずれにしても、塗装が剥げただけで腐食が始まったわけでもありませんから、むこう1年くらい継続運用して、次の大規模メンテ時にでも対策を検討してみようと思います。
その他懸念点
これはまぁ、今に始まったことではないんですが……。
フロントフォークがカーボンということで、雨が降った際のコラムの浸水がちょいとばかし怖いです。
定期的に自転車をひっくり返して水抜きすればいいだけなんですが……。
これまではトップキャップとプレッシャーアンカーが別物になっていたのに対し、FSAのは一体型です。
もっと言えば、トップキャップと、トップキャップを締めるネジそのものが一体化しています。
一体化している手前、ネジ穴が貫通しているため、これまで以上に水が侵入しやすい構造になっているのです(;^ω^)
……まぁこれも、運用を継続して経過を見ていくしかなさそうですねぇ。
細かい点かもしれませんが、雨天有りきの通勤、ほぼ毎日使うものだけに、慎重すぎるに越したことはありません。
今まで以上に細かく見ていく事になりそうです。