さて、前回に引き続き、今回はFulcrum Racing Zeroの導入編です。
まずは、これまで使ってきたCampagnolo Ventoと比較するところからはじめました。
これに伴いCampagnolo Ventoからタイヤ・チューブ・リムテープを取り外します。
左がCampagnolo Ventoで右がFulcrum Racing Zero。
……いざ写真に収めると分かりにくいですが、今回購入したFulcrum Racing Zeroは、Campagnolo Ventoよりもリム幅がおおよそ2mm広いです。
いまどき主流の、ワイドリムというやつになります。
Campagnolo VentoがC15、すなわち内径15㎜相当だったのに対し、Fulcrum Racing ZeroはC17、すなわち内径17㎜。
この内径だと、700x23Cのタイヤは非推奨になるようです。
メリットとしては、リム幅が広がるとタイヤの扁平率が相対的に低くなり、コーナリング時のタイヤの歪みなどが少なくなるのだとか。
……こればかりは、実際に乗ってみないと評価できないポイントですね……。
続いて、ニップル穴の有無。
Campagnolo Ventoはご覧の通り、リムにニップルを通すための穴が定期的に空いています。
そのため、リムテープが必須、という従来どおりのホイールです。
一方のFulcrum Racing Zeroは、ニップル穴が一切ありません。
リムテープも不要。
さて、違いを確認したところで、Campagnolo Ventoから外したContinental GP4000s IIを、ローテーションさせる格好でFulcrum Racing Zeroに装着します。
チューブもサイクルベースあさひで買った新品のものに交換です。
流石に手慣れたもので、外す時以外はタイヤレバーをほぼ使いませんでした。
そもそもContinental GP4000s II自体が取り付けしやすいタイヤですしね。
続いて、これまで使ってきたCampagnolo Ventoのラチェット周りのメンテを行います。
SHIMANO HG11フリーの末端のボルトをモンキーレンチで抑え、六角レンチをクイックレリーズ用の中央の穴に差し込んで緩めることで容易に取り外せます。
固定ボルト、SHIMANO HG11フリー、スペーサーの3つが取り外せました。
取り外したハブの本体を見ますと、汚れたグリスの隙間からシールドベアリングが見え隠れします。
これ以上の分解は不毛なので、一旦グリスを除去して新しいグリスを封入していきます。
シールドベアリング内のグリスが流れ出す恐れがあるため、ディグリーザーの類は一切使わず、ウェスだけで作業を行いました。
グリスアップにはおなじみ、Park Toolのポリリューブを使用します。
グリスを塗りたくったら、元通りに締め付けて完成です。
グリスアップが終わったところで、Campagnolo Ventoに新しいタイヤ、リムテープ、チューブを組み付けました。
これまでは幅16mmのリムテープを使ってきたんですが、少し隙間ができてしまい運用しながらハラハラしてました。
内径的に18㎜のほうが、Campagnolo Ventoには向いているようです。
今回はPanaracerのCloser Plusを試してみることにしました。
取り付けもレバーいらずで比較的簡単に行えました。
こちらは通勤車に後日インストールすることにします。
まず前輪を取り付け……。
続いて後輪。
リム幅が広がってしまったので、ブレーキの調整が必要になりました。
ワイヤーを外して結線し直します。
変速にもズレがでるようになりましたので、再調整をかけます。
最後に、トップキャップをSUPACAZのネオンオレンジに交換して完成です。
……スポークが太くなり、無骨さに一層磨きがかかったように思います(*’ω’*)
チャームポイントはこのデカールですねw
車体やコンポの色合いとばっちりマッチしています。
ラチェット音も……思ったよりも静かな印象。
Wiggleのスタッフがしっかりとグリスアップしてくれたんでしょうね。
きちんとメンテされたものが郵送されてきているのが分かって、更に安心しました。
Campagnolo Ventoと比較すると……静かですねぇ(;^ω^)
早く実走したいところですが……この長めではしばらく無理ですね。
次の晴れの休日が楽しみです(*´ω`*)