これも前年の初夏にサイクリングにでかけた時の話となります。
舞台は、定期的にサイクリングしている金峰山です。このブログでも何度か取り上げています。
金峰山は熊本市の西側に位置し、阿蘇よりもずっと古い火山群だとされています。
上のパノラマ写真はその山系の中腹あたりから撮影したもので、左から、主峰である金峰山、熊ノ岳、三ノ岳と3つの頂が連なってます。
主峰の金峰山は一ノ岳とも称され、順に一ノ岳、二ノ岳、三ノ岳と呼ばれることもあります。
この3つの峰と、主に山系の南東部に沿う格好で連なる権現山、三淵山、荒尾山、小萩山、北部に存在する半高山、実山などをひっくるめた、1つのカルデラの総称でもあります。
今回はそんな中の未踏ルート、熊ノ岳(二ノ岳)の登山口に向かうルートを選択することにしました。
峠の茶屋から熊ノ岳に向かう
まずはおなじみの鳥越の峠の茶屋まで。
ここから県道101号線へ右折し、先のパノラマ写真を撮影したポイントへと向かいます。
真っ直ぐ進むと、本ブログではこれまたおなじみの芳野地区へと向かいます。
ここからさらに県道101号線を進み、菅原神社を越えたあたりに見える分岐を左に曲がります。
いささかキツめの勾配を登り切ると……。
道路脇になんとも如何わしさをたたえた看板の列が(;^ω^)
これ、かつて街などで利用されていた看板をそっくりそのままガードレールに転用しているんですね。
一度これを、生で見たかったのですw
このルパンの看板なんか、若い時分に街中かどこかで見たことある気がしますもん。
しばらく走ると登山口が見えてきます。ここから道なりに進むと、今度は三ノ岳方面へと抜けることができます。
熊ノ岳から三ノ岳へ
ここから先がいささかの悪路でした。
自転車乗りを殺しにかかる側溝に……。
ところどころアスファルトが剥がれて砂利やガレ場がむき出しになっています。
注意して先を進みます。
道自体は平たんなもので、ほどなくして三ノ岳奥の院の入り口にたどり着きました。
写真でいうところの右側の道から出てきた感じです。
せっかくここまで来たので久しぶりに、写真でいうところの真ん中の道、奥の院まで行くことにしました。
三ノ岳奥の院
この道も相応にしんどいルートですが、五家荘などを経験した後だと大したことはありません。当時としては最高アベレージで奥の院に到着。
境内に入り、初夏の空気を楽しみます。
とても気持ちのいい空気でした(^ω^)
5月ということで、ツツジもいい感じに咲いてました。
寂心さんの大クスで昼食を
三ノ岳攻略後は、東に下り寂心さんの大クスを目指しました。
そこで持ってきたおにぎりによる昼食です。
本当に気持ちのいい天気で、チルるにはちょうど良いサイクリングでした(^ω^)
尾田の大クスと丸池
気持ち走り足りなかったので、菱形の池がある金峰山の北側の道をまっすぐ進んで玉名市天水町まで足を運んでみました。
道中、なかなかの大クスが姿を現しました。
尾田天満宮のご神木だそうです。
そこからほどなく進むと、今度は尾田の丸池が姿を現しました。
金峰山湧水群の一つで一日600トンもの水が湧き出す湧水池であり、平成の名水百選にも選ばれているそうです。
山の反対側にある菱形の池や柿原のお手水の森も同様に湧水池ですから、阿蘇に負けず劣らず、金峰山自体が水を多分に湛える山であるということが分かります。
帰りは西側を南下し有明海沿いを半周、結果として金峰山を一周して帰ることとなりました。
道中、たくさんの案山子が並んでいる個所がありましたので写真にこれを収めました。
足を運ぶたびに、いろんな発見のある面白い山です(^ω^)