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阿蘇中岳&米塚サイクリング … ミヤマキリシマと熊本地震の傷痕を辿る

5月26日に、阿蘇中岳まで自転車で走ってきました。

国道57号線を北上し、おべんとうのヒライ立野店で一旦休憩を挟んでから阿蘇長陽大橋を渡るという定番ルートで、まずは南阿蘇を目指します。

阿蘇長陽大橋を超えた先の栃の木交差点から、国道325号線に入り東方面へ。
一心行の大桜の脇をかすめて更に東へ、南阿蘇ふれあい農園のほうに左折する形で県道111号阿蘇吉田線へと入ります。
通称阿蘇パノラマラインとも呼ばれるヒルクライムの聖地に、今回初めて挑戦しました。

この日は、九州のみならず北海道の佐呂間町で39度超えという猛烈な暑さを記録するなど、全国的な猛暑日でした。
当然、ここ阿蘇も30度前後という暑さ……。
流石に一息で登り切るというわけにもいかず、合間にだいたい3回、
木陰を見つけて休憩をはさみながらの挑戦となりました(;^ω^)
猛暑を考慮し格好も夏仕様、腕に接触冷感素材のアームカバーを巻き、
冷凍したアクエリアスを懐に携えておりましたので、
合間の休憩と軽い補給だけでなんとか登り切ることに成功。

吉田線を登りきったところで三叉路を右へ。
阿蘇中岳の目前までやってきました。

4月の末に爆発的噴火が発生した影響でしょう、火口付近が火山灰で真っ白なのが分かります。

噴火の影響で警戒レベル2となったことで、未だに火口周辺への立ち入りは禁止されておりました。

熊本地震を境にここ数年噴火が活発で、何回か前の噴火で神社もご覧の通り。
子供の頃に乗っていたロープーウェイも破壊され、完全な廃墟と化してしまっております。

なお、ロープウェイの搭乗口でもあるお土産屋さんは現在も営業中です。
昔はレストランとかが連なってたんですが、ここ以外は全部閉店してしまいました……。

気を取り直して山肌を拝めば、ミヤマキリシマが満開でした。

子供の頃は気にもとめませんでしたが、こうして見るとキレイな花ですね(*‘ω‘ *)

降り積もった火山灰とのツーショットも撮ってみました。

さて今度は、阿蘇中岳火口から西に移動し、草千里ヶ浜へ。

ここで昼食でも……と一瞬考えましたが、なかなかお値が張るので断念(;^ω^)
この位置からも、中岳付近が真っ白なのが見て取れます。

草千里ヶ浜を後にしてすぐ、西側が見下ろせる絶好のロケーションが姿を表しました。

次の目的地がここからでも見下ろせます。

はい、米塚です(o・ω・o)

数ある阿蘇の山々でも特に美しいフォルムを保った印象的なスコリアで、昔は登山することもできました。

景観が損なわれるくらいに踏み荒らされてしまったため立入禁止となったり、熊本地震の影響でひび割れが出来てしまったり……。
色々あった山ですが、全体的な美しさ、可愛らしさは昔から変わらないようです。

さて、そのまま道を下り再び栃の木へ。
ものはついでに、と思い、熊本地震で崩落した阿蘇大橋の方まで走ってみることにしました。
前回行ったときと同様、程なくして全面通行止めにぶち当たります……。

そこでふと、通行止めの道のすぐ脇に喫茶店があるのに気が付きました。
茶庵とちのきという名前で、道が寸断されたこの状態ですと、見事に隠れ家のように佇んでいます。
これ幸いと思い、ここで遅めのランチを摂ることにしました。
今回自転車をロックするチェーンを忘れておりまして、
ヘタに停め置くと盗難が怖いところですが、このお店だとなんだか安心して停められますw

熱中症対策にと水分を取りまくってましたので、お腹のことを考え田舎うどん(700円)をチョイス。

思ったとおり、お腹に優しい味でした(*‘ω‘ *)

ゆっくりと味わいながら、体を休めて出発です。

最後に、阿蘇長陽大橋を渡り終えたところで立野側の通行止め地点まで足を運んで帰りました。
立野病院から先は完全に寸断されています。
新しい道が完成したらどうなるのか……。
未だにいろいろと考えさせられます。

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