梅雨が長引いてなかなか自転車に乗れない日々が続いております。
水害も発生し、新型コロナもクラスタが発生するなど地元も大変なご時世ですが……。だからと言ってくさくさした気持ちで家に籠ってばかりではかえってよろしくありません。という事で、合間をぬって久しぶりにLynskeyで走ってきました。ちなみにボトルケージをSupacazのネオンオレンジに交換して初めてのライドとなります。
これで概ねオレンジが差し色として全体に馴染んだように思います(*’ω’*)
最初の目的地は、地元の自転車乗りの間で激坂と話題のドット坂。その後、坪井川の水源から下流に下るというルートを選択しました。
菱形の池で最初の休憩
まずは、金峰山系の最北部に位置するドット坂の入り口に向かうため、菱形地区の峠を登ります。4ヶ月前にも同じ道を通りましたが、その時と比較すれば梅雨時とはいえ今はまさに真夏。格段に熱くなりましたね(;^ω^)
道中、菱形の池がありますので、そこで最初の休憩を取りました。
地区の名前の由来にもなっている水源です。
文字通り菱形に切られた石で池が形作られており、滾々と湧き上がる綺麗な水で満たされています……。
アームカバーを浸して腕に付ければ天然のクーラーの出来上がりです(^ω^)
そこから峠の頂を超えて、ドット坂の入り口まで目指します。ちなみに、池の真向かいあたりに磨崖仏が存在しておりこれまた有名なんですが、今回はスルーします。
ドット坂を登る
この日もすでに夏日で30度を超えてましたので、スポドリと水をしっかりと補給しながら走ったんですが……。
うっかり摂取する水のペースを間違えまして、軽く水っ腹になってしまいました(;^ω^)
そんな状態のまま、ドット坂に到着です。
入り口付近の勾配が20%を超えており、その影響で路面がコンクリートで舗装されています。その路面に穿たれた滑り止めのための丸い模様から、地元の自転車乗りたちがいつしかドット坂と呼ぶようになりました。
実際に登ってみます。
登り切るまでに4分かかりましたし、確かに序盤はしんどかったですが……先日のナルシストの尾根に比べれば軽いものです(^ω^)
途中で右にカーブを描いてる分勾配が自然と抑えられてたりしますし、見通しもよく車通りも少ないため、立田山東部に存在する竜田口の坂よりも楽な印象です。最終盤は10%有るかないかで、今となってはゆるゆると登れます。むしろ立田山のほうが最後まで一直線の登り坂となっている手前、逃げ道が無くてしんどいくらいですw
とりあえず最初の目的はこれで達成。次なる目的地を目指します。
寂心さんの大楠でお昼ごはん
途中で昼食を取るべく、寂心さんの大楠まで下って休憩です。
あずま屋があるのでその手前に自転車を停車して……。
持ってきたオニギリで燃料を補給します。
小野泉水公園に立ち寄る
坪井川水源近くに行くついでに、その手前にある小野泉水公園にも足を運んでいました。
長雨の影響か……菱形の池と比較すると、こちらは水遊び公園全体が泥だらけになっていました。春先は家族連れが水遊びに興じていたものですが……。
泉そのものは、いつも通りに水を湛えていました。水量がそこまで多くないため気持ち淀み気味の水源ですが、幼少時より遠足などで何度も足を運んだ公園でもあるため、思い入れはひとしおです。
ちなみに水系としては、菱形の池は木葉川を経て、小野泉水は合志川を経て、それぞれ菊池川に繋がっています。今回のテーマ、坪井川水系ではありません。
坪井川水源界隈から川下りスタート
という事で、小野泉水公園からほど近いところにあるはずの坪井川水源を探します。
まずは事実上の水源と思しき、ため池になっている場所まで移動。さらにその先を目指します。ダンジョンみたいに入り組んだ荒れた農道を登ったり下ったり繰り返してますと……。
ありました。水口と呼ばれる、坪井川の水源を示す小さな池が……。
藪に囲まれて、ひっそりと水を湛えていました。
そこから下流に向かって更に移動します。本当は川沿いを走ってもよかったんですが、雨模様になってしまいましたので、走りやすい道を選んで先を急ぎます。
八景水谷水の科学館を経て更に下流へ
坪井川に再び合流出来たのは、八景水谷界隈まで下ってからでした。水源と比較すると川幅は相当大きく広がっています(;^ω^)
大津から下ってくる上井手川をはじめ、たくさんの支流が八景水谷で交わって、坪井川の川幅を押し広げていいる感じです。
そして、遊水池の一つである八景水谷水の科学館に到着しました。建物の奥に大きな泉があり、その水を利用した利水施設になっています。
家族で何度も水遊びに訪れた施設ですが、新型コロナの影響で、水遊びも予約制になってしまいました……。
簡単に足を踏み入れることが出来ないのは何ともつまらない話です。
休憩をはさんで、更に下流へ向かいます。
国道3号線と交わるところで立田山から下る支流が合流……川幅が更に広くなります。
坪井川湧水公園の今
川沿いを走ると、坪井川遊水池が見えてきました。右手に坪井川湧水公園が見えます。テニスコートなどのスポーツ施設があり、遊歩道も完備されたかなり大きな公園です。
ひごっこジャングルというデカい遊具まで存在するんですが、こちらもコロナ禍の影響で初夏は立ち入り禁止でした。今もちょっと遊びに行くの憚られます。
壷井橋~六工橋~千葉城橋~厩橋を経て長塀を望む
坪井川の公園を超えてさらに南、熊本市中心部に向かいます。
壷井橋あたりから、坪井川そのものが熊本城のお堀としての坪井川へと変貌を遂げます。
宮本武蔵が晩年過ごしたとされる千葉城跡も、坪井川をはさんで川向かいに存在します。
そのまま坪井川に沿って南下すると、熊本城が姿を現します。
川を下れば、城の姿もどんどん近づいてくるといった風情です。
そして、熊本市役所の真向かいあたりで、坪井川をはさんで見える熊本城名物の一つであった長塀が望めるのですが……。
熊本地震の影響で破壊されてしまい、目下修復中となっています。
船場橋でリタイア
さて、さらに南下して熊本駅界隈を目指してさらに南下……河口まで行ってしまえ、と頑張ったんですが。
先にも述べました水っ腹がいよいよ限界に達しまして、体調がすぐれなくなってしまいました(;^ω^)
仕方が無いので、中途半端ではありますが途中で折り返すことに。
その最後ら付近、船場橋で撮影した写真となります。童謡であるあんたがたどこさに出てくるタヌキの住処はこの橋の界隈らしいのですが……。橋はあれど、山は存在しません。あくまで架空の山だそうですw
さらにいくつかの橋を経て、坪井川は有明海へと向かって下ります。
ここいらは風光明媚な建物が多くて、昔TOMOKABANのアトリエにお邪魔したこともありますが、非常に風情のある町並みでした。他にもお寺や蔵などがあって見応え抜群なんですが……また別の機会にでもご紹介したいと思いますw