表題だけ見るとナンノコッチャ、と言いたくなるような取り合わせですが(;^ω^)
2021年11月3日、文化の日の休みを利用して、おおよそ180kmの道のりを走りました。
目的は、阿蘇の雲海を見ること!
……その後の道のりは成り行きによるもので行きあたりばったりのロングライドでしたが、これまで走ったルートの中でも特に印象に残るものとなりました。
雲海その1 … 二重峠の石畳
明け方5時過ぎに自宅を出発。
前回が立野、前々回が俵山……。今回は雲海を見るために外輪山に登らないといけませんので、大津から始まるミルクロードを選択しました。
赤水の交差点を過ぎ、二重峠の7合目付近に存在する石畳の展望所にて一旦休憩です。
うまく行けば、ここからでも雲海が望めるはず……。
望めましたァ!(*’ω’*)
位置的に全貌を拝める場所ではありませんが、朝日を浴びた雲に浸る阿蘇谷が眼下に広がってます。
ここで一気にテンションが上りました。ここから二重峠で一番勾配のきついところを登ることになるんですが、過去に例のない勢いで登り切ることに成功w
平地になったところで一気に平均速度を上げ、次なる景勝地、かぶと岩を目指します。
雲海その2 … かぶと岩
そして到着したかぶと岩からがこの絶景です(*’ω’*)
パノラマ写真も撮ってみました。
眼下の内牧がまるっと雲に覆われていて、壮大の極みですねw
雲海その3 … 大観峰
かぶと岩を過ぎてから、いつもどおりに菊池阿蘇スカイラインを東へ突切り大観峰を目指します。
若干雲も薄まりましたが、それでも絶景が拝めました。
ススキと自転車を一緒に撮影したところ、なかなかにバエる一枚に(*’ω’*)
こちらでもパノラマ写真を1枚。
振り返ると、阿蘇と反対側、小国方面でも雲海が発生していることが確認できます。
いつぞやの大雨で交通規制されていますが、マゼノミステリーロードに向かっていればこちらの雲海をド迫力で拝めたのかもしれませんね。
それはまた別の機会に挑戦してみましょう(*’ω’*)
小国町に向かう道中に出会った紅葉たち
大観峰を離れ、今回は阿蘇へは向かわず、次なる雲海、小国方面を目指すことにしました。
遠巻きに消えゆく雲を眺めつつ走っていますと……。
あちこちで木々が紅葉していることに気づきました。
特に、道中立ち寄ったとある建物の駐車場の敷地に生えていたモミジが……この美しさですw
脇に立て掛けて、色んな角度から撮影してみましたw
オレンジカラーで統一したLynskey Helix Proとモミジが見事にマッチしてます(*’ω’*)
結果的にお気に入りの一枚が撮影できました。
そんな紅葉を追いかけながら北に向かって坂を下り、南小国町の道の駅で一度休憩です。
そのまま更に北へ。小国町を目指します。
杖立温泉 … 熊本県の北の端
小国町に向かう途中でもたくさんの紅葉に出会うことができました。
そうこうしているうちに、気がつけば熊本県の北の端まで……。
杖立温泉です(*’ω’*)
子供の頃、祖父母と一緒に家族でお出かけした場所であると同時に、結婚前にカミさんとデートでお泊りした思い出の温泉でもありますw
春に来ればたくさんの鯉のぼりを拝めるんですが、今の時期は片付けられておりましたので、イメージする景観と少し違った風景でした。
しかし、秋は紅葉が映えますので、鯉のぼりは居たら居たで風景を邪魔する分無粋ですね、片付けられていて正解ですw
……驚いたのは去り際。
とある温泉旅館のスタッフの方が、一介の自転車乗りである私に向かって深々とお辞儀をしてくれたことですね。
格式の高いその姿勢に感服しました。
春にまた鯉のぼりを見に来たいですね、家族でお泊まり、というのも検討しましょう(*’ω’*)
大分県日田市へ … 松原ダム
杖立温泉を抜ければ、そのままお隣大分県へ突入です。
そんな県境に存在するのが、松原ダムです。
ダムの上を走る国道を走り、渡りきった先の三叉路の駐車場で小休止。
ここから見える秋の風景も、なんともオツなもんでした。
大山道の駅 … 進撃の巨人 in HITA ミュージアム
三叉路を右折してそのまま国道を走り、日田市街地方面を目指します。
道中、大山の道の駅で休憩しようと立ち寄りますと……。
進撃の巨人のノボリが多数並んでいます。
そう、大分県日田市大山町は、進撃の巨人の作者である、諫山創先生の出身地なんですね。
阿蘇もそうですが、今走ってきた小国町、そしてこの日田市も、周りを1000m級の山々に囲まれた盆地になっています。
日田は特に耶馬渓の南側に位置する関係でむき出しの岩壁が拝めるような山すら存在しますので、まさに壁に覆われた世界といえます。
そんな故郷で、進撃の巨人の原点が産み落とされたんだなぁ……と、私も田舎育ちですから、なんだか親近感を覚えましたw
道の駅には進撃の巨人ミュージアムが開設されており、無料だったこともあってふらっと自然に足を運んでおりました。
四十路になった身ですが、進撃の巨人は夫婦揃って大好きなマンガで、完結までがっつり読みましたからねw
そして中に入り、数々の原画を見て、プロとしての諫山先生の凄さに圧倒されるわけです。
道楽でラクガキも定期的にやってる身ですが、絵を描くための着眼点が、方方でぜんぜん違うんですよね。
これは真似できるものではないですし……変な話、ラクガキしながらいっちょ前に悩んだりすることもある自分自身の底の浅さを、思い知らされるに至りましたw
すでに不惑も過ぎてますんで、凹む程のことではなかったですけど、一方ですごい刺激になりましたね(*’ω’*)
少しサビかけていた感性が若返ったような……そんな気分になりましたw
そして、ARで女型の巨人を撮影。
逆に困ったのがこのARアプリで、サイズが400MBくらいあるという点です。この場でインスコするのはかなりはばかられました(;^ω^)
行きあたりばったりでここまで来ましたから仕方がないっちゃ仕方がないんですが、行くとわかってたら自宅でインストールしていましたねw
大山ダム … 幼馴染3人と超大型巨人に出会う
さて、ARアプリを入れたからには、巨人が拝める場所を巡らないわけにはまいりません。
とはいえ、帰りの時刻を考慮すると、全部を回るのはちょっと無理な感じです。
ということで、道の駅からほど近い大山ダムに向かいました。進撃の巨人冒頭部分を体感できるという点で、最低でもここは抑えておきたいという気持ちからです(*’ω’*)
道の駅を離れ、奥日田釈迦岳へ向かうルートを選択し、気持ち坂を登ったところで左に折れて道を下りますと、なかなかにエモい太さのパイプが見えてきます。
ここをくぐった先に、大山ダムがありました。
そんなダムの壁を見上げるように、まさに原作のシーンと同じような目線で、幼馴染の3人の銅像が建立されていました。
ARを介するとこんな感じになるわけですね。
まさにマンガの冒頭部分ですw
ダムの袂には他にも、大山ダムの森という名前でたくさんの樹木が植えられてました。
ここのモミジも真っ赤できれいでしたね(*’ω’*)
さてそこから今度はダムの上まで足を運びました。
ダムの左岸から袂に下りましたので、今度は右岸にあるつづら折れの坂を登る形となりました。
そして管理事務所にて、ダムカードをゲット(*’ω’*)
想夫恋の焼きそば … 大山店(諫山先生がバイトしていたお店)
ここから来た道を戻り、再び大山の道の駅まで。
隣接している想夫恋大山店でお昼を食べることにしました。
ここも諫山先生ゆかりの場所で、学生時代にアルバイトをされていたお店だとのことです。
名物の日田やきそば、スープ付きで900円。
テイクアウト注文が詰まってて注文から30分かかりましたが、逆にお腹が空くのに一役買ったようで、美味しさも倍増した気がします(*’ω’*)
カリカリになった香ばしい麺がたまりませんねw
ごちそうさまでした!(*’ω’*)
鯛生金山
腹ごしらえが済んだところで、帰宅の途に付きます。
もと来た道をそのまま戻るのはつまらないので、先の三叉路を直進し、国道を一旦離れ松原ダムから更に先、下筌ダム方面へ。
ダム脇のトンネル横丁を抜けながら下筌ダムを左手に通り過ぎ、更に南へ向かいます。
そして合流する国道を福岡市方面に右折します。
以前下筌ダムをかすめたときは国道を南下し、兵戸峠を超えて熊本県菊池市に戻りましたが、今回は更に西へと向かい、鯛生金山を目指しました。ここから峠を超えて熊本県山鹿市に抜けるという寸法です。
さて、松原ダムからここまでの道のりですが、ジワッとした低勾配の坂が15kmほど続く感じになっていました。一度阿蘇で使い切った上に相応の距離を走った後だけにそれなりに堪えましたね……。
何より道路工事も多く信号待機が多かったのはちょっと残念でしたけど、ありがたいことに車の往来を見越して順番を変えていただくなど、自転車である私を気にかけてくださった交通整備の方もいらっしゃいました。大変恐れ入ります(*’ω’*)
で、鯛生金山に到着するところで、脚も殆ど終わってしまいます(;^ω^)
入り口までの道が、これまでで一番勾配がしんどかったですからねw
遠巻きに紅葉を眺めながら、缶コーヒーでしばしの休憩です。
宿ヶ峰尾峠 … 熊本県へ戻る
鯛生金山を通り越し、宿ヶ峰尾峠を目指して坂を登ります。
道中見つけた市ノ瀬公園に生えているモミジも、真っ赤に色づいていました。
ここまで赤いのも見事ですね(*’ω’*)
そんな感じでのんびりと登り、峠の頂である宿ヶ峰尾不動尊へ。
あとは、坂を下って熊本平野を南に下って家へと帰りました。
……そしていざ距離を測ってみれば、180km足らず……。
ブルベ以来、2番目の長距離を走りました(;^ω^)
今回は真っ赤なモミジばかりを見ましたので、次はイチョウの黄色が撮影できるといいですねw
何にしても、とても楽しいサイクリングでした。