人生初のロードバイクであるMomentum iWant2.1m-Cを買ったときに付いてきた、SHIMANOのリア8速コンポーネント、その名もShimano 2300。
今でいうところのClarisであり、現行機種であるR2000の二つ前のものになります。
当時の上位グレードであるSORA ST-3400と同じ、親指シフトをシフトアップに導入したシリーズであり、そのギミックは現行のTourneyに引き継がれています。
10,000㎞ほど運用を続けた結果、右シフターのネームプレートが欠落……。
カムの一部も割れてしまい、ワイヤーの巻き上げに支障が出る状態となってしまったため、運用を停止しておりました。
リアディレイラーのみ9速でも運用可能であったことから、一時的に再利用したりしましたが……それ以外のパーツは倉庫にてホコリをかぶった状態でした。
そんな中、中古で同一型番の右レバーを格安で手に入れまして……。
比較的状態がいいと来ています。
カムの状態も綺麗です。
ただ、ブラケット本体が一部割れてしまっています……。
……ということで。
2本の右レバーをそれぞれ分解し、ニコイチすることにしました。
まずレバーを裏返し、六角レンチで軸止めネジを緩めます。
2㎜という非常に小さいネジです。
続いて、レバー軸を外します。
赤丸の部分をたたき外す感じで対応します。
ポンチと金づちがセオリーですが、ポンチを持ってないので六角レンチで代用しました。
分解するとこんな感じになりました。
小さい部品が多いので、無くさないように整頓しながら作業を続けます。
取り外したブラケットを並べてみました。
上が中古で手に入れたもの、下が前から持っていたものです。
軽く清掃をかけた後、元通りに組み立てる工程に入りました。
そのためには、レバーのリターンスプリングを元に戻すための専用工具を使う必要があります。
以前買うだけ買ってたのを思い出したので、それを引っ張り出してさっそく活用することにしました。
御覧の通り、バネの片側を工具の穴に差し込みまして……。
工具ごとレバーにはめ込んで、レバー軸を押し込んで固定します。
固定が確認できた状態で、工具だけを引き抜けば作業完了。
ブレーキレバーを引いたのちに、ばねの力で自然と元に戻るようであれば問題なし、という感じです。
そんなこんなで、右レバーが復活しました。
欠落しているパーツがまだいくつかありますが、現行の補修パーツを組み合わせればまだまだ使えそうです。
Tourneyのブラケットカバーがそのまま使えるとのうわさを聞いているので、機会があったら戯れに試してみるのもいいですね。
左右でネームプレートの色が違う……この点に関してはご愛嬌(;^ω^)
ネームプレートも今現在入手可能みたいなので、思い切って変えてみるのも面白いですね。
……それ以前に、修理したところで次いつ使うのか、という話ではありますけどw