毎年恒例、矢部のケンチキライドに今年も行ってきました。
ルート的には2018年のものとほぼ同じ経路をたどりましたが、いくつか違った景観を写真に収めることが出来ましたので記事にしてみます。
走ったのは9月11日。
今週の土曜日、いよいよBRM100周年を迎えます。
当日のBRMはほとんど延期になりましたが、ソロで近場を走るもよし、家で乾杯するもよし、ローラー回すもよし、記念ジャージを着てただニヤニヤするもよし😊
当日は #BRM911 タグを付けて、皆様それぞれの911を見せてくださいね(くれぐれも密回避で!)— AJ広島🚴 (@AJHiroshima) September 8, 2021
ちょうどブルベ生誕100周年だったそうで、Twiterに #BRM911 のタグを付けながら、逐一投稿しつつのライドとなりました。
発言された方が後日これらのTweetを動画にまとめられてまして、私のTweetも無事、動画に含まれてましたw(ありがとうございます!)
萌の里と俵山
まず最初に向かった先は俵山。萌の里で一旦休憩です。
名物のコスモスが咲き乱れていました。
天気予報では雨の予測もなされていましたが、少なくともこの時点では空も晴れ渡っており、気持ちのいい風すら吹いていると行った状況。
自転車日和ばい、とこの時は油断しておりました(;^ω^)
萌の里を離れる前に、最近出来た麦わらの一味、ナミの銅像にて写真撮影。
同じく、南阿蘇にある旧東海大学阿蘇キャンパスにて先日ロビンが建立されましたので、機会があったらそちらも撮影する予定です。
ナミと別れてからは、俵山旧道を登り登山口まで一直線。
実は脚付き無しで登ったのは今回が初めてです(;^ω^)
遮蔽物のない道ですから、いつも道の途中で暑さにやられて休憩を挟んでばかりでしたが……。
それなりに坂道への耐性が付いているんだなぁ、と実感する瞬間です。
高森湧水トンネル公園
俵山を過ぎてからは、毎度おなじみ高森湧水トンネルまでノンストップで走ります。
……ここいらで、雲行きが怪しくなってきました(;^ω^)
一旦自転車をフェンスに立て掛けまして……。
ボトルに湧水を汲んで先を急ぎます。
こうしてみると、真ん中のバルブのサイズ感のおかしいですね(;^ω^)
空を見ると……どんどん雲が分厚くなってきました。
らくだ山の先に見えるはずの外輪山の山肌がほとんど雲で消えています。
左手に見える根子岳すらも、雲にすっぽり覆われてしまっているほどです。
……一度ショッピングセンターASUKAに移動し、おにぎりなどを確保。
先に行くかどうしようか、いろいろ悩んだ挙げ句。
結局行くことにしました(;^ω^)
黒岩峠と高森殿の杉
2018年は旧高森峠を登り矢部へと抜けるルートを選択しました。
今回はここでルートに変化をつけようと思い、更に東にある隠れた激坂……おそらく、阿蘇にある峠では上位3つには入るくらいの急勾配を持つ、黒岩峠を攻めることにしました。
しかしながら……。
峠の3割くらいのところにある駐車場でついに雨が降り出してしまいました……。
木立に隠れて雨をしのごうと15分ほど立ち往生しましたが、止む気配がありません。
仕方がないので雨が降りしきる中を先に進むことに。
選択肢として引き返してもよかったですが、ここまでの道も10%以上はある急勾配でしたから、雨の中を下手に下るとかえって危ない……という判断からです。
そして、中腹にある景勝地、高森殿の杉を訪れます。
ここからは、牧草地の中にお邪魔する形となるため徒歩となります。
暫く歩くと……見えてきました!
雨で周りが烟っていたからでしょうか、まるでジブリのもののけ姫の世界に迷い込んだかのような……そんな錯覚すら覚える荘厳な風景でした。
熊本市北区にある寂心さんの大楠もそうですけど、こういった巨木が私大好きなんですよね。大体、同じジブリのとなりトトロのせいだと思うんですがw
さて、そこからが大変でした。
雨は強いわ勾配はキツいわ、それに加えトラックの往来も多く、道の狭さも相まって路肩で待機せざるを得ない場面が何度も繰り返されます。
当然、路面も濡れてますからグレーチングでは滑りますし……。
あまりにも危険なので、最後のつづら折りは徒歩で登ることになりました(;^ω^)
しかし、そこで視界に飛び込んできたのは、水墨画のような阿蘇五岳の姿です。
結構な悪条件の中に身を置いていたにもかかわらず、しばらく見惚れてしまうことになりました。
……そして写真の下部に映り込んでる路面を見ますと……黒岩峠の勾配の強烈さが伺いしれます(;^ω^)
苦しみながらも、なんとか峠のいただきまで到着です。
今度来るときは、好天の中を脚付きなしで登りきりたいものですね(*’ω’*)
高森町東部のカーブミラー
黒岩峠を東に下り、牧草地帯を抜けてミンミンゼミが泣きわめく杉林に入ったところで……どうも違和感を感じるミラーを発見。
ミラーがいい感じに焼けてディダラボッチみたいなのが写り込んでいるかのような……(;^ω^)
……。
いや、それだけなんですけどねw
ミラーを通り過ぎた先で国道に合流しますので、これを南下して今度は山都町に入ります。
清和文楽邑のだご汁
さて、ここから帰宅するまでが……地獄でした。
山都町側は雨は降っておらず、路面も乾いてましたので、自転車走行そのものは快適でしたが、問題は……お尻の痛みでした。
どうも高森殿の杉にて自転車を止めていた間にサドルを濡らした雨水が、レーパンに染み込んでパッドの摩擦係数をバク上げしてしまったようなのです。
乗る前に軽く水気を払うなりすればよかったんでしょうけど、全身濡れそぼってたのでまったく意識していませんでした。
……そもそも、当日履いていたレーパンは10年モノで、後で改めて確認したところ、パッドそのものが劣化でガサガサになっているという始末。
たかだか十数kmの距離なら古いレーパンでも何の害もないですが、100km単位のロングライドで使っちゃいけませんね(;^ω^)
お尻痛い~と悲鳴を上げながら坂を下り、清和文楽邑にて遅めの昼食です。
痛む尻をかばいながら、温かいだご汁に舌鼓を打ちました(*’ω’*)
疲れた体に、素朴で優しい味付けのだご汁が染み入りました。
量は少なめでしたが、道中おにぎりを補給食に食べたりしたのでこの程度でも十分足りました。
丸重ミートの矢部のケンチキ
清和文楽邑を出てから程なくして、丸重ミートに到着です。
矢部のケンチキを買って、再び尻が痛いと嘆きながら帰宅しました(;^ω^)
そして晩御飯のメインになるわけですね。
毎度のことながら、美味しゅうございました(*’ω’*)
後日談:尻のその後
自宅に着いてから確認しましたところ、見事に尻の皮がサドルの形に沿って剥げておりました。おかげで当日はガニ股でないと痛みで歩けませんでした……。
結局、それから3日ほどは、息子が皮膚科でもらった薬の残り(リンデロンとヒルドイドの混合物)を寝る前に塗りたくり、ノーパンで就寝する、というスタイルで過ごすことになりましたw
薬のおかげで即日快方に向かいましたが……もうあんな痛みは二度とごめんです(;^ω^)