なんか手前味噌と言うか、自己満足な自転車いじりの記事ばかりを書いているような気がするので、たまにはきちんとしたインプレッション記事を頑張って書いてみようと思います(;^ω^)
今回Lynskey Helix Proを組むにあたり、巷で話題の日泉ケーブルを初めて導入しました。
アウターに限れば、その余りをGIANT OCR1のレストアでも利用しましたので、バイク全般が日泉ケーブルでほぼ統一できているという状況です。
ということで、日泉ケーブル についてのインプレッション記事を書いてみようと思います。
価格
Amazonで購入しましたが、価格は一本あたり、だいたい次のような感じ(税込)です。
- ステンレスアウターケーブル・シフト用(2m) … 1,052円
- ステンレスアウターケーブル・ブレーキ用(2m) … 1,080円
- SP31スペシャルステンレスインナーケーブル・シフト用(2.3m) … 1,188円
- SP31スペシャルステンレスインナーケーブル・ブレーキ用(2m) … 1,618円
他社のケーブルと比較してもそこまでお高い、といった印象はありません。
そもそも人気がある商品ですから、入手性もそれなりに高そうです。
特徴
柔らかすぎるアウターケーブル
実際に手にとって驚いたのが、そのしなやかさですね。
まずアウターケーブルですが、びっくりするくらいに柔らかいです。
同じAmazonで購入できる、他のサードパーティ製のケーブルと比較すると、その差は歴然です。
先日も書きましたとおり、GIANT OCR1のレストアで余りを利用して組んでみたんですが、ブレーキアウターで不足分が出ましたので、NOGUCHIのもので補ってみたんです。
……比較するともう、全然違います(;^ω^)
組み立て後、ハンドルの高さを変えるべくフォークコラムからのステムの抜き差しを繰り返したんですが、NOGUCHIのワイヤーだとその硬さが影響してか、ハンドルに沿ってゴリゴリ動き回ってしまいました。
バーテープと仕上げテープで固定している状態であるとはいえ、しなやかさが足りずにしなりが生じてしまい、テープのほうが負けてしまうんですね(;^ω^)
一方の日泉ケーブルは……一切動きませんでした。
この柔らかさのおかげとも言いますか、結線作業が非常に楽に行えました。
引きが軽いインナーケーブル
続いてインナーケーブル。
SP31という名前にあるとおり、31本のワイヤーを束ねて作り上げられています。
オフィシャルサイトを見る限りでは、通常は19本ですから、これよりさらに細いということになります。
さて、実際に使ってみた感触です。
インナーケーブルについてはLynskey Helix Proでのみ導入していますが、とにかく引きが軽くてびっくりしました。
なお、シフトインナーの太さは1.1mm、ブレーキインナーの太さは1.5mmとなっており、SHIMANOの規格と比較すると0.1mm細い設計になっています。
サードパーティ製はだいたいこの太さになっているのが常ですが、コレに加え31本という細やかなワイヤーによる雑味の無さが絡んでくるからでしょうか。
軽いんです(語彙力)
それこそ「あれ、結線できてない?」と言いたくなるような軽さなんです(;^ω^)
ちなみに、GIANT OCR1はNOGUCHIのカラーワイヤーを利用してますが、こちらも結構軽いときてます。
意外とアウターケーブルだけでもそれ相応の効果があるのではないでしょうか。
あとは長期的な運用でどれだけの差がでるか、でしょうね。
そして、シフトインナーのタイコのサイズは、4.4mm相当と、SHIMANO/SRAM準拠。
ここだけは他のサードパーティ製のワイヤーと異なり、明確にSHIMANO/SRAM用、カンパ用と、商品を分けた上での展開が成されています。
おそらくはタイコ周辺の耐久性を考慮してのことだと思います。
経験上、カンパ用でもSHIMANO/SRAMで運用できますが、わざわざそれを採用する理由は無いでしょうね。
注意すべき点
コレは前にも書きましたが、一般的にアウターケーブルに同梱されているアウターエンドキャップが、買ったものには入っていませんでした(;^ω^)
日泉ケーブルのオフィシャルサイトを見ると、私が買ったステンレスアウターケーブルは、アウターエンドキャップが同梱されておりません。
同梱されているのは、よりハイエンドなウルトラライトブレーキケーブルや、レトロが売りのスプリングアウターセットに限定されているようです。
この点については注意が必要です。
まとめ
短い期間を走るだけならば、ワイヤーの引きの軽さはそこまで気になりませんが、長距離ともなれば話は変わってきます。
先日Lynskey Helix Proで80kmほどの距離を走った際に、初めて筋肉痛らしい筋肉痛が出なかった理由の一つとして、このワイヤーの引きの軽さが寄与しているのかもしれません。
自転車に乗る上での快適さを求めるならば、究極は電動シフトと油圧ブレーキに行き着くのでしょうが、貧民である自分には高嶺の花(;^ω^)
なればこそ、手軽に、機械式における最高峰である日泉ケーブルの運用は、是が非でもおすすめしたい手段の一つだと思います。