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【マネしてはいけない】【魔改造】microSHIFT10速レバーを11速化してみた

microSHIFT White (第2世代) を買ってみた

microNEW R11という、microSHIFTの偽造品を購入してしまってからおおよそひと月……。

性懲りもなく、今度はmicroSHIFTの正規品(と思しき)、2世代目 Whiteのレバーを購入しました(;^ω^)

気持ちとしては、ノリと勢いで……という、偽物であるmicroNEWを買ったときと同じではありますがw

一方で、偽物を買ったことに対する贖罪というか、本家本元のISLを確かめなければならないという義務感というか……。
なんか、活字にするとかえって失礼な気もしますが、そんな感情も相まって購入を決めました。

本来なら現行のMicroshift R10を買うのが筋ですが、ここ1年あまり流通量が少ないものと見え、手出しが難しいと来ています。
更に偽造品がこれだけ出回っている現状を考えると……流通量の多いシリーズをヘタに選ぶと、再び偽造品をつかまされる可能性が捨てきれません。

……5~8年前に流通していた、偽装の疑いが薄い、ディスコンされたレバーのデッドストックを物色するほうが筋が良のではないか……?
そんな、詮無き思考の果てに行きあたったのが、microSHIFT Whiteでした。

ま、結果的に偽造品であるmicroNEW R11を売ってたAliexpressのストアにて購入したんですけどね……(;^ω^)
eBayやロシアのオンラインストアで同様のレバーを見つけはしたものの、Wiggleのようなメジャーなバイヤーと比較すれば、信頼性はアリエクと五十歩百歩といったところ。

結局のところ、偽造品かどうかなんて、買ってから確認する以外に手段がありません。
色々リスク回避を謳いながらも、結局行きつくところは博打です(;^ω^)

そして、注文してから待つこと1ヶ月。

……非常に仕上がりの美しいレバーが届きました。

白と赤の塗装が美しいですね。SHIMANOを始めとした3大パーツサプライヤにはない、microSHIFTならではの遊び心があります。
何より、偽物のmicroNEWと比較すると、明らかに剛性が高いです。
樹脂からも金属からも、カチッとした硬さが手指に伝わってきますので、安心感が違います。

レバーのシボ加工もmicroNEWの安っぽさとは比較になりません。

両レバー間で大きく異なる部分が、ブラケット内部、ブレーキワイヤーを通す穴の上部に接着されたワイヤーガードです。

偽物のレバーは、一体成型されてます。廉価版の仕様をそのままパクったか、手を抜いているか……。
どちらにしても、こういった細やかさがレバーに存在するかどうかで、本物だ!と気持ちを確定させていくしかありません(;^ω^)

ちなみに、リアの段数は10速
互換性としては、ひと世代前のSHIMANO 10速コンポと互換性のあるタイプとなります。

……いざ買っては見たものの、手持ちのパーツとは一切合切互換性がご座いません。

microSHIFT White (第2世代) を魔改造してみた

ということで……。

11速化することにしました。

実は、現状使っているL-TWoo R9に早々に見切りを付けるつもりでして、後続のパーツをこれにしてしまおう……という思惑があります。

しかし、今回買ったレバーは、前述の通りリア10速で互換性が無い。

一方、microNEW R11は、レバー本体の剛性面で運用に不安があるので使いたくない……。

ならば、いいとこどりをしようではないか、という、実に頭の悪い発想です。

いや本当に、当ブログでは色んなチープな魔改造をちょいちょいやってきましたけど、ここまでの行為はさすがに初めてです(;^ω^)

早速、分解していきます。

前回microNEW R11をばらした経験が生きまして、構造はばっちり把握できてました。

やってみるもんですね、microNEWと比較すると精度がしっかり出てますので、ネジを外してもパーツ同士がぴったりくっついてて、そう簡単には外れません。

正規品であることが更に確信へと変わりました。

交換の肝となるパーツを比較してみます。
左がmicroSHIFT White、右がmicroNEW R11タイコ受け、及びラチェットとなります。

ひっくり返すとこんな感じ。

金属のラチェットさえ入れ替えれば動くかも……と思いましたが、ワイヤーの引き代が10sと11sとでは異なるため、タイコ受け自体も別物になっています。
同時に、稼働領域が広がったことを考慮し、シフトアップ用のバネも入れ替えます。
変速機パーツを閉じ込めるカバーも、これまた稼働領域が広がったことに引きずられる形で交換……。

すなわち、赤丸の付いたパーツをまるっと入れ替えた格好となります。

とりあえず、一通り組み立てて、正常に駆動することを確認。

改造前と比較すると、シフトアップ用のバネの戻りが気持ち弱い印象を受けますが、ワイヤーテンションである程度ケアできる部分なので街ポタや通勤程度で運用する分には申し分ないでしょう。

microNEW R11 のバリの正体

しかし……ここでパーツを入れ替えて初めて、microNEW R11の右レバーにあったバリの正体が分かりました。

microSHIFT White……。microNEW R11と比較すると、バリなどありません。
タイコ受けがトップに来た時に、これをひっかけるためのストッパーが該当箇所に存在するのです。

見比べれば、一目瞭然……!
おそらくmicroSHIFT10速レバーの同一のパーツの複製を利用し、11速用に拡張したタイコ受けとかみ合うよう、単純にニッパーか何かで切り落としたんでしょうね。
……せめて売りものなんだから仕上げに削るなりしようか、と突っ込みたくなります(;^ω^)

ネームプレートのアレンジ

さて、レバーを11速化したのは良いですが、microSHIFT Whiteの赤いネームプレートには10 speedの文字が刻まれていますので、このままでは具合が悪いです。

ということで、この部分もmicroNEW R11のものに差し替えようと思います。

ただ、microNEWの名前が見えてしまうというのも、癪に障るところです。

そこで伝家の宝刀……カッティングシートの出番です。

ドライヤーを使いながら、ネームプレートを包むようにしてシートを貼り付けます。

レバーに取り付けて完成。

黒光りするネームプレートに生まれ変わりました。

これなら、現在利用しているSHIMANO BR-R561や、Praxis Works ALBAと比べても、親和性は保てるでしょう。

魔改造レバーの今後

前述したとおり、不具合が生じた L-TWoo R9 の運用を近日中に取りやめるつもりなので、この代わりのレバーとして運用することになると思います。

次なる課題は、フロントディレイラーとリアディレイラーです。

さて……白いレバーに見合った変速機……何をチョイスしましょうか?

探す楽しみがまた一つ増えました(^ω^)

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